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将来の人材採用や育成の方向性を考えるきっかけになるのが研修

トランプのようなカードがならんでいます。画像は、「コミュニケーションカード」というカードを使って、自分自身を表すものを挙げたものです。特にその中でも、中心になる2枚をコアカードと位置付けていて、♠10の「現実的な未来志向」と、♡12の「好奇心旺盛」があります。決して夢ばっかりではなく、足元をみながら未来を考えて大事にする思いと、いろいろなことを探して好きな事には夢中になるという考え、これらが私自身にしっくりとくるものです。改めて自己分析をしてみると、自信を取り戻したり、自分のことが良いなって思ったりできるものですね。

このコミュニケーションカードに関しては、実際に一般社団法人日本コミュニケーションカード活用推進協会が販売しています。

ツールの利用から見えることとは?

先日は、このカードを使いながら、毎月お伺いしている企業で研修を実施しました。同じように、自分自身を表すカードを選んでいただきました。このカードの内容によって、人の特徴や特性などが見えてきます。1つの企業の中で社員がそれぞれどのような特徴があるのかを知ると面白いものです。

この企業は、特にチームワークを重視して仕事をするのが求められるような事業を展開していることもあり、人間関係重視、チームワーク重視の考えを持った受講者が多く見られました。仕事の中で培った人とのかかわり方の影響が出てくるように思います。

コミュニケーションカードに限らず、行動特性にかかわる分析を他のツールを用いて実施しても、その企業の事業内容や組織の方針に合ったような傾向が出るように思います。結果をどう捉えるかは、それぞれの企業によって違うとは思いますが、一つの事実として出てくるものなので、決して無視できるものではないですね。

結果をどう捉えるか?

結果を好ましいものとして捉えるのか?それとも、強みが出たものとして捉え、今後、一人一人の能力を発揮できるようにするためにどうするのか?いろいろと考えさせられますね。

組織で同じようなタイプの人ばかりがそろっていると、チームとしてのまとまりが出て、チームで成果を出すためにはやりやすいように思えます。ただ、仮に未来に向けて何か革新的なことをやろうとしたときには、そういったことがなかなかできないという傾向が出そうな感じも受けます。

そう考えますと、コミュニケーションカードなどのツールを使って、研修等で自己分析を深める取り組みは採用戦略にも活かせそうです。同じようなタイプの人材ばかりを採用するのではなく、ちょっと異なったタイプの新たな人材を採用し、育成の方法まである程度考えるようにしておくのも一つの考え方です。たとえば、リーダー的な資質をもった人材が不足していれば、そういった資質をもっていそうな人材を採用するなど、採用の方向性を検討するにも活用できそうな気がします。

1つの研修を今後の組織の人材採用や育成にも活かせるものにする

コミュニケーションのとり方や特徴などの分析を社員に対して実施することで、人材採用や育成にも活用できます。単に社員個々の育成にとどまらない、組織を変えるきっかけにもなりそうな気がします。そのような視点で、採用だけでなく、コミュニケーション力を強化する取組みヒューマンスキル全体を強化する取組みなどの人材育成につなげていくと面白そうです。

研修を通して、今後の組織の成長に向けて明らかになった課題の整理や、人材育成にかかわる方向性を検討することができそうです。ちなみに、私の場合には、課題や方向性などは、研修の事後所感や報告書などに書くようにしています。

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さてさて、人材や組織の未来はどうなるのか・・・昨日のこの空が晴れるような感じになるのか?今日は、台風一過で空は晴れてとても明るくなりましたよ~

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