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無意識の意識化から始めよう~生産性向上、仕事力アップ研修より~

11月に入って昨日まで研修やキャリコンが続いて勤続疲労を起こし、ちょっと心身のバランスが崩れているかもしれない、と思っていました。そんな状況でしたので、昨夜はいつもよりも早めに休み、今朝は復活。再び走り出せる状況になりました。

早めに休んだせいなのか、朝の早い時間に目覚めることができ、とてもきれいな朝焼けの景色を撮ることができました。早く目覚めるといいものだと思えるのはこういうときなのでしょうか。

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同じ時間帯の富士山の方角を撮ってみました。富士山に徐々に雪が残るようになってきました。秋の朝や夕方の富士山の景色は素敵です。輪郭がはっきりと見えるだけでなく、美しさもひとしお、といったところでしょうか。神々しささえ感じます。

さて、話を変えて、先月から今月にかけて担当した研修から書いてみます。

生産性向上や仕事力アップの研修

先月から、生産性向上や仕事力アップというテーマの研修を何度も担当させてもらいました。普段の仕事の進め方や内容を見直し、ちょっとした新たな行動を採り入れることで改善を図り、仕事で成果を上げるヒントにしてほしいというものです。

知識を得たいという気持ちだけで受講しても意味がない研修です。そもそも自身ができているかそうでないかを棚に上げて、第三者の評論家のように受講してもまったくムダです。自分事に置き換えて、自分のチームに置き換えて考えなければ効果がないし、時間がもったいないのです。研修は目的をもって受講しないと効果がない。それを地でいくような内容ですね。

PDCAの話で考えてみました

たとえばPDCAに関する話。PDCAが何か、というのをとりあげますが、これを知っているかどうかを自分で判断してもあまり意味がないのです。知識は知識としてほとんどのビジネスパーソンがもっているのは当然、といえるのがPDCAかもしれません。そうではなくて、PDCAを実践しているかしていないか。意識してやっているかやっていないか。特に「意識して」の部分が大事です。

「あ、これがPDCAサイクルを回した仕事の進め方だ、マネジメントだ」とのように自覚しない限りは、いくらPDCAの話を聴いても時間の無駄です。Pの本質は何か。Dとは何を指し、実際に現場でどんな行動をしているのかを自身で意識しているか。意識したDであれば、現状とあるべき姿のギャップを捉えて、課題解決のための施策を立案し実行しているものだとすぐにわかるはずです。

計画を立てて、「なんとなく」実行して、「なんとなく」振り返る。そもそも振り返りになっていないのに振り返りをしていると思っている。いろんなツッコミどころがあるなかで、それでも「PDCAは知っているから新しい発見がなかった」と感じているのでは、いつまでたっても成長はないし、チームで成果を出すのは難しいでしょう。

無意識を意識化する

PDCAを一つの例として挙げてみましたがそれ以外にもあるでしょう。研修の場では、自分事として「やっているかどうか」「いつもやっているかどうか」という視点で捉えなければ、受講しても無意味なのです。そのような状況では、いつまでたっても自身は成長しないしチームも報われませんね。

私は、「無意識を意識化」するところから始めてほしいとよく言うようにしています。行動までまだいかない場合には、「無意識を意識」にするだけでも、自身がやっていることに意味を見い出せるようになるのです。PDCAサイクルを回して仕事を進めているのだと、後になって振り返って意識できるようになればまずは第一歩です。意識して行動できるようになり、結果もついてくると実感できる。意識して行動し続ければそれが「あたりまえ」になります。あたりまえになってくれば、どこかで改善する必要性を感じ、改善に向かっていく。より良い成果を出そうと前進していけます。

どうすれば行動変革から成果につながるか試行錯誤です

生産性向上や仕事力アップをテーマにした研修で、「発見が無かった」「もうすでに知っていることばかりだった」と思ってしまう人はなくしていきたいです。知っている、無意識にやっている、意識できている、行動している、あたりまえになっている、改善に取り組んでいる、そしていずれは教えられる、促進できる・・・どんどん自身の行動変革に向かって進んでもらいたいと思います。そうすれば、私の存在価値も高まるのかなって思えますね。そして、私自身の研修の改善のヒントも見つかります。どのようにすれば、気づきから行動へ向かうのか、無意識を意識化できるのか。伝え方、促進の仕方など、課題を解決してさらなる自分自身の成長へつなげます。

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先日、うっすらとですが、帯のような虹が見えていました。美しい景色に気持ちが洗われますね、ほんと。成長のためには、どうも「美」のエネルギーが必要らしいですね(笑)。

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