大好きな「フレンズ」へ
チャンドラーが死んだ。え?なんで?嫌だ!嫌だ!頭の中がひどく混乱する。
この一文は、ドラマ「フレンズ」でチャンドラー役を演じた、マシュー・ペリーさんが亡くなったというニュースを目にした日に書いたものだ。とてもショックで行き場のない気持ちをひたすら書き殴った。投稿するにはあまりにもぐちゃぐちゃで、人の死という繊細なものであることにも迷った。もうなかったことにしようと何度も思った。
#好きな番組 として投稿することで、この気持ちを少しでも浄化できるかもしれない。いい作品に変わりはないのだから、これからも愛していきたい。そんな想いで今これを書いている。
偶然にも1ヶ月ほど前に、「フレンズ:ザ・リユニオン」を観たばかりだった。「フレンズ」を最後に観たのは、もう20年近く前のこと。当時、日の当たらない北向きのアパートで、一人暮らしをしていた。いろんな事が上手くいかず、心身共にぼろぼろだった。友人からも距離を置き、引きこもった部屋で、ひたすら「フレンズ」のDVDを観ていた。完全に現実逃避していた。そこには仲間がいる。いつも笑いがある。どんな状況でも笑って乗り越えられる。
「フレンズ」のおかげで、私もどうにかその辛い時期を乗り越えた。本能的にこのままではだめだ、笑わないと、少しでも気持ちを上げないと、すがるように手にしたのが「フレンズ」のDVDだった。こんな経験自分だけかと思っていたら、「フレンズ:ザ・リユニオン」に、同じような経験をしたファンの人達が特集されていた。「フレンズ」に救われて今がある、「フレンズ」のおかげで笑えた、と話していた。
海外のドラマを観ていると、シーズンが進むごとに話が面白くなくなったり、色々な大人の事情で降板させられたりする。亡くなってしまう人もいる。そんな中、「フレンズ」は10年続いて、まったく飽きる事のない笑いを届け、主役の6人が誰一人欠けることなく続いた。本当に奇跡だったと思う。
チャンドラーのニュースで、彼が撮影当時から、アルコールや薬物依存に苦しめられていたことを知った。そんな状況でもチャンドラーを演じ続けてくれたことに、本当にありがとうと伝えたい。あんなにたくさん笑わしてくれたのに、たくさんのファンを救っていたのに。もし天国かまたは来世があるのならば、今度こそチャンドラーに、笑顔で楽しく暮らしてほしい。
そして、レイチェル、フィービー、モニカ、ロス、ジョーイ、みんな大好きだよ。みんなに笑顔を元気をたくさんもらったよ。本当にありがとう。これからも「フレンズ」は、私にとって大切な大切な作品です。
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