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生きてるだけでそれでいい

昨日は支援級の参観日
4年生になり支援級に入ることが出来た娘にとって初めての参観でした
コロナ禍での学校生活
参観も3月で初めてなんて改めて大変な1年だったなと思う

参観は支援級の1年生から6年生までの合同の発表会というスタイルでした
部屋に入ると大声を出している子、歩行器で歩く子、ぶつぶつ言ってる子
色んな子がいた

娘はこういう状況で学校生活を送っていると思うと複雑な思いになった
大丈夫なのかなと思った

一人一人、1年を振り返り写真を見せながら作文を読むスタイル
みんな生き生きとしていて私が受けた最初の印象から気持ちがみるみる晴れて行くのがわかった

私の思いは偏見でしかなかった

みんな自由で生き生きとしている
発表することで自信を持つ子もいるし、自由に発言もしている
歩行器を使う子が前に出る時はさっとみんな立ち上がり道を空けて手伝う
笑いたい時に笑い、言いたい時に言う
それでなんとなくまとまり、人を尊重し、大人はそれを優しい眼差しで見守る

校長先生が替え歌をうたった
みんなが元気になれる、勇気を持てるようにとつくった替え歌
「大丈夫、すぐに終わりますから」と言って歌い出した時はウケた

そこには理想的な優しい世界があった

いつから大人はその世界をなくしてしまったのだろう
今、テレビを見ても人の粗探し、足の引っ張り合い、罵り、蹴落とす 
自分の正義を一生懸命振りかざす
自分が思い通りに生きてないから、笑ってないから
自分の正義を振りかざして生きたつもりになっている
お前もちゃんとしろよと人の事ばかり気になる

子供の自然な協力と優しさ、自由をみて今の世を憂う
学歴社会、一番になること、みんなと一緒を強いられて出来た世界

本当は人はそんなもんじゃないんだよって思う
それぞれほんとに色んな得意がある
それを大事にしないと
みんな一緒なはずがない

人は人の得意を尊重し合って、協力し、補い合うのが本来なのだと強く思う

子供達には教えられる事しかない
大人が忘れてしまったものを全部持っている

生きてるだけでいいんだよを再確認させてくれる 
特に「障害者」と呼ばれている子供達はそれを持っている
そう呼ばれている子を守っている場合じゃない
どんどん教えてもらうのだ
今は活躍する場が少ないだけで爆発的能力と発想を持ち、そう呼ばれている子達が率先して引っ張って行く世の中になるのだと思える
こんな世界を知って私の考え方がどんどん変わる
進化する自分をどんどん好きになって来たように思う


私は犬が大好きだが、その大好きの意味がわかった
自由と生きてるだけでいいんだよを教えてくれるからだ
見ていて気持ちいい

私はその生きてるだけでいいんだよを見て感じて今日も生きようと思う

子供達ありがとう、自然よ動物よありがとう✨

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