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よくわからなくておもしろくなかったラグビーとよくわからなくてもおもしろいラグビー

9月20日、ラグビーワールドカップがついに開催されますね。
開幕戦は日本対ロシア。19:45~です。

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私は、小学校4年生~6年生の間、ラグビーをやってました。

部活ではなく、スポーツ少年団というものでやってました。

当時、同級生の大半がラグビーをやっていて、そのラグビーの練習は毎週日曜にありました。
何もしてなかった自分は、毎週日曜に遊ぶ相手がいなくなってしまったので、特にラグビーに興味はなかったのですが、自分もスポ少に入ることにしたのでした。

入ってとりあえず教えてもらったルールが、「ボールは前にパスしてはいけない」というのと、「ボールは前に落してはいけない」でした。

ポジションについては、「鬼ごっこするとき、追いかけるのと逃げるのどっちが好き?」とコーチに聞かれて、多少足の速さに自信があった私は「逃げるほう」と答えたら、バックスになりました。
※ラグビーのポジションは大きく分けると、フォワードとバックスに分かれます。

あとはポジションの位置とか教わったくらいかしら。

ルールらしいルールはそれくらいしか教わってない気がします。

おそらく、小学生向けだから「楽しむ」ことを中心にした指導をしたかったのではないかと思うし、なんかそんなようなことを大人が話しているのを聞いた気もします。

で、当時やってた自分はどう思ってたかというと、
「よくわかんない」「楽しめない」
でした。

ほんとなんにも知らない状態なのに、「パスもらったら走れ」とだけ言われて、「え?これでいいの?」「え?こういうものなの?」とよくわかんないまま、なんかラインを意識しながらただ走る、っていうことをしてました。

そもそもラグビーってどういうものかもわかんないのに、説明にもならない説明でただ動かされたところで、何をどう楽しめというのだろうか。
そんなこと小学4年生に思わせないでほしかったです。

とはいえ、友達も結構いたので、あえて辞める理由もなくなんとなく小6まで続けました。

でも、練習もなんかやらされてるのをただやってただけになってしまい、試合もなんとなく出て、全然ボールに触れなくても勝ったり負けたりして、結局最後まで、ラグビーってなんかよくわかんない、で終わってしまいました。

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こういったエピソードって、例えば「感じたことをそのまま書きましょう」という読書感想文や、真っ白な画用紙を与えて「自由に描きましょう」という図工の授業とかにも通じていると思います。

あらゆる習い事の初歩は、「再現すること」が重要です。

たとえば数学の勉強であれば、最初にまず例題を解いてみて、答えの導き方を学ぶ。その上で、練習問題をやり、応用問題をやって理解を深めていく。

その観点でいくと、最初にもっとラグビーってこういうものだよとか、こういうのが良いプレー悪いプレーだとか教えてもらえればよかったのかなと思ったりします。あとは、アツい試合のシーンを見せてもらったりとか。
まずはこういうことをマネしようとか、できるようになろうとか、そんな再現すべきビジョンを与えてほしかったなと思います。

まぁこれはあくまでも過去の自分だったらどうしてほしかったか、という話です。そういうとこ全然感じないで楽しんでた人もいたとは思います。

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私のラグビー体験はさえないものではあったのですが、それでも経験していたという意識は、バスケやサッカーよりラグビーに興味を持たせるバイアスにはなってます。

あるときたまたまつけたTVで、実業団ラグビーの試合が行われていました。
なんとなく見ていたのですが、「あれ、ラグビーってこんなにおもしろかったっけ?」と思うほど、なぜかひきつけられました。
ルールもほとんどわかってないのに、TV画面の向こうからプレーの熱量が伝わってきたのでした。

ただ観戦する分には、ルールがわかってなくても十分ラグビーっておもしろいんだなって気付きました。
もちろんそこから興味を持って、ルールとか周辺知識を知っていけば、より楽しめるんだろうなと思います。

やっぱり、一番最初に感覚として「おもしろい」という感動というか初期衝動があってこそ、その次の行動に移せるのだなと気づいた次第です。

めっちゃアツい!!

ベタだけどこういうの買って情報を仕入れてます。

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