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後藤達也さんの記事

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2022年4月に日経新聞を退職されフリーランスになった後藤達也さんのnoteをまとめています。冷静客観的で誠実な切り口が参考になるとtwitter,YouTube,Noteでも人…
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2023年9月の記事一覧

NENの仏道を世界へ、試論〜4章

NENの仏道を世界へ、試論〜4章

ずっと書こうと思っていた本に、ついに手を付け始めてみたら、出てきたのは、法然・親鸞の念仏道を世界に、まったくあたらしい言葉で伝えることはできないか、というテーマ。

英語版の出版を目指しているので、言葉づかいが完全に、英語に翻訳することを意識したものになっていて、読みにくいかもしれないけれど、だからこその面白さもあるかも?

ぜひ、読者のみなさんからのコメントをいただきたく、執筆中の草稿を、いくつ

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NENの仏道を世界へ、試論〜3章

NENの仏道を世界へ、試論〜3章

ずっと書こうと思っていた本に、ついに手を付け始めてみたら、出てきたのは、法然・親鸞の念仏道を世界に、まったくあたらしい言葉で伝えることはできないか、というテーマ。

英語版の出版を目指しているので、言葉づかいが完全に、英語に翻訳することを意識したものになっていて、読みにくいかもしれないけれど、だからこその面白さもあるかも?

ぜひ、読者のみなさんからのコメントをいただきたく、執筆中の草稿を、いくつ

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NENの仏道を世界へ、試論〜2章

NENの仏道を世界へ、試論〜2章

ずっと書こうと思っていた本に、ついに手を付け始めてみたら、出てきたのは、法然・親鸞の念仏道を世界に、まったくあたらしい言葉で伝えることはできないか、というテーマ。

英語版の出版を目指しているので、言葉づかいが完全に、英語に翻訳することを意識したものになっていて、読みにくいかもしれないけれど、だからこその面白さもあるかも?

ぜひ、読者のみなさんからのコメントをいただきたく、執筆中の草稿を、いくつ

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「スタジオジブリ」で考える企業価値

「スタジオジブリ」で考える企業価値

先日、「日本テレビがスタジオジブリを子会社化」のニュースが世間をにぎわせました。

日テレがジブリの株を42.3%取得します。過半ではありませんが、ジブリ社長には日テレの福田博之氏が就き、実質支配基準で子会社化します。

株の取得額は現時点で公表されていません。ジブリ株は非上場のため、上場企業のように企業価値も測りにくい面があります。

一方、9/21の発表翌日、日テレ株は14%高と急騰しました。

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サクッと解説)全米自動車労組スト

サクッと解説)全米自動車労組スト

全米の自動車労働組合(UAW, United Auto Workers)のストが日本のニュースでも大きく扱われるようになってきました。ストに突入したのは9/15でしたが、9/22には規模が拡大。きょうはその状況と意味合いをコンパクトにまとめます。

クイック解説  植田・日銀総裁 会見

クイック解説 植田・日銀総裁 会見

植田・日銀総裁の記者会見のポイント解説です。

まずは特に重要な発言を一目で読めるようピックアップしました

日銀会合直前プレビュー 政策・円安は?

日銀会合直前プレビュー 政策・円安は?

今朝はFOMCでしたが、明日の昼は日銀の金融政策決定会合ですね。

今回の政策決定自体は無風との予想が大勢ですが、記者会見への注目はかなり高まっています。では、サクッと直前のポイントまとめです。

今回はまず、「この1枚をみれば、だいたいわかる」と表をつくりました。忙しい方はこれをみて、閉じていただいてOKです。

【AM3:00~】FOMC速報・解説

【AM3:00~】FOMC速報・解説

FRBは9/20のFOMCで、市場予想通り、利上げを見送りました。ただ、今後の政策見通しは「ややタカ派」とみなされ、株安・ドル高で反応する場面もありました。

為替介入の可能性は  米当局は容認姿勢も

為替介入の可能性は 米当局は容認姿勢も

数時間前、イエレン米財務長官が日本の為替介入について言及したことが伝わりました。

ドル円はこの1-2週間は値動きは落ち着いているものの、147円台後半と引き続き今年の高値近辺にあります。

きょうは、イエレン発言の意味合いと、今後の為替介入の可能性を、お昼休みにサクッと読める感じで解説します。

◆ どんな発言?

なぜ急に? 三井住友銀 ドル定期0.01%→5.30%

なぜ急に? 三井住友銀 ドル定期0.01%→5.30%

三井住友銀行がドルの定期預金金利を0.01%→5.30%に引き上げると日本経済新聞が伝えています。

すごい引き上げっぷりですよね。他の大手行も追随する可能性があるといいます。

でも、なんでだろうと思いませんか?

記事には「2022年3月から始まった米利上げに伴う市場金利の上昇を反映する」と理由が書いていますが、アメリカの金利が上がっていることなんて、昨年からみんな知っていますよね。

きょう

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【募集】学校への無償授業

【募集】学校への無償授業

昨年から全国の学校を訪問し、おカネや投資の授業をしています。

9-12月に計5つの学校(大学、専門学校、高校)の訪問をすでに予定しています。都心部のほか、石巻や松山への出張もあります。

できるだけ多くの地域で、様々な形態の学校をまわることで、国民の健全な金融リテラシーの向上に少しでも貢献することが狙いです。
各地の若者の関心や悩み、反応に直接触れることで、私自身も効果的な伝え方を磨いていくこと

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新NISA、個人マネーの影響力は?

新NISA、個人マネーの影響力は?

10日ほど前にテレビ東京のWBSに出たとき、「株式市場の今後の注目は個人マネーの動き」とお話ししました。時間に限りがあり、もう少し話したかったことがあるので、ここでお話ししたいと思います。

◆ 日本人の金融資産まず、日本人の個人の金融資産って、全部足すと、2042兆円あります。

内訳はこんな感じです。

半分強が現金・預金なんですね。

上場株・投資信託は過去20年で増えましたが、まだ全体の1

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サクッと解説 ARM米上場  今年最大

サクッと解説 ARM米上場 今年最大

きょうのNY市場のトップニュースは半導体開発会社、Armのナスダック上場です。

時価総額は9兆円を超え、今年最大の上場になりました。ソフトバンクグループ(SBG)傘下とあって、日本でも注目されていますね。

では今回も、「これだけ知っておけば、とりあえず恥はかかない」レベルで、コンパクトにポイントをおさえましょう!

「マイナス金利政策」ってそもそも?

「マイナス金利政策」ってそもそも?

先週土曜の読売新聞の報道を機に、日銀の「マイナス金利政策」が年内に解除されるかもとの思惑が広がりましたね。

この1年ほどで、イールドカーブ・コントロール(YCC)はいろんなところで話題となり、noteでもたくさん解説してきました。ただ、「マイナス金利政策」の修正はもう一歩先の話題なので、YCCほど注目されませんでした。

ここへきて、YCCのステージを越えて、マイナス金利に関心が及んできたという

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