- 運営しているクリエイター
2022年12月の記事一覧
よくわかる黒田日銀② YCCとは
先日好評をいただいた「よくわかる黒田日銀」。全部で4-5回にわけて、黒田日銀のポイントをおさえるとともに、来年の総裁人事や政策展望をザックリおさえていきます。
👇初回は「2%物価目標」のそもそも論でした👇
第2回は今年なにかとマーケットで話題になったYCC(イールドカーブ・コントロール)です。2016年に導入した、いまの日銀の金融緩和の枠組みです。きょうは、YCCがなぜ採用されたのか、その
日銀総裁人事 第3の候補
大詰めをむかえた日銀総裁人事。きのう、産経新聞が「山口広秀・元日銀副総裁」が浮上と伝えました。有力候補である雨宮氏、中曽氏とともに、日銀副総裁経験者です。白羽の矢が立つ可能性もあります。
どういう人物か? 実現した場合の市場への影響は?コンパクトにまとめます。
noteで大切にしていること
今週、noteメンバーが20000人を超えました。今月は初月無料なので、「追い風参考」ではありますが、5500人以上の新規申し込みがありました。改めてお礼申し上げます。
7月のスタートから5カ月ほど。こんなにも支持いただけるとは想像していませんでした。
◆ うれしいコメント最近特にうれしく思う反響は「後藤さんのnoteを読んでいるうちにいろんなことがつながってきた」というコメントです。
経済
Twitter 表示数が可視化 影響は?
きのう、Twitterの表示で、結構おおきな変化がありました。
「いいね」数とかが並んでいるところの一番左です。
これは「インプレッション(表示数)」。つまりこのツイートがスマホなどの画面上で何回表示されたかです。YouTubeでいえば、再生数に近いイメージです。
じゃあ、インプレッションって、どうやって増えるのか。
ツイートが届きやすい先は、なんといってもフォロワーです。ただ、フォロワー
日本のインフレ 円高でどうなる?
今週は1日2本くらいのペースで記事をアップしたかったのですが、いろいろスケジュールがタイトでして、ならすと1日1本くらいになっています。
年末にかけて、もうひと踏ん張りします。が、限界もあるので、積み残した分は年明けに展開していこうと思います。
で、きょうは引き続き「日銀緩和修正」関連。おととい流した「どうなる?住宅ローン金利」は結構好評でした(下記)。
金融政策そのものや金融市場の反応は大
住宅ローン金利 どうなる? 日銀が緩和修正
昨日の日銀の金融緩和修正はテレビでもトップニュースとして取り上げられていました。サプライズでマーケットが揺れたこともありますが、住宅ローンや中小企業融資の金利がどうなるか、やはり国民の関心は高いようです。
というわけで、住宅ローン金利や中小企業の借入金利に与える影響について、コンパクトに説明します。あわせて、金利から映し出される、日本経済や銀行業の「そもそも論」も解説します。
◆「5秒でわかる
【解説】なぜサプライズに? 日銀緩和修正
日銀が12/20に決めた金融緩和の修正はサプライズとなり、市場が急速に円高・株安が進むなど動揺しました。
本来、金融政策は事前にある程度織り込まれたうえで変更するのが一般的です。今回、なぜサプライズ修正になったのか。そこにはYCC(イールドカーブ・コントロール)特有の複雑な事情があります。日銀は事前に予告しづらかったのです。
【15:30~速報】黒田総裁会見 サプライズの金融緩和修正
12/20(火)正午ごろ、日銀がサプライズの金融緩和修正に踏み切りました。ポイントは下記リンク。
ここの記事では15:30~の黒田総裁の記者会見をまとめます。声明で説明済みの部分は基本的に省略し、メッセージ性のあるものや市場が反応しやすそうな発言をピックアップします。(注)16:30ごろにひとまず編集を終えました
▼ 黒田総裁 主な発言
【スピード解説】日銀が金融緩和見直し サプライズで円高・株安に
日銀が12/20昼、金融緩和の見直しを発表しました。金融市場では事前に織り込まれておらず、発表直後に一気に円高・株安が進んでいます。この記事を何度も上書きするかたちで、今回の修正内容をスピード解説します。
(注)12:50に取り急ぎ書き終えました。このあと必要に応じて補強します
テレビとYouTubeの違い
私のnoteは経済や投資の話が中心ですが、メディア論もときどき流しています。
きょうは「テレビとYouTubeの違い」という話題を起点に、「個の情報発信」について考えをまとめてみました。
テレビもYouTubeも動画コンテンツですが、いろいろ違うところもあるのはみなさんもお感じだと思います。視聴者層、出演者、スタッフ、収録設備、時間、広告主…いろいろ違うので、結果として仕上がるコンテンツにも差
日銀総裁人事 いつ?どうなる?(よくわかる黒田日銀④)
昨夕、共同通信が「岸田政権が2%の物価上昇目標の柔軟化を検討し、岸田文雄首相が次期日銀総裁と協議して内容を決める」と伝えました。来年4月に任期を終える黒田総裁の後任人事は大詰めを迎えます。
これから1-2か月は金融市場での大きなトピックになります。
いつ、どのように決まるのか?有力候補と人物評は?そして新体制の金融政策は…?
コンパクトにわかりやすくまとめます。
よくわかる黒田日銀③金融政策 決めるのは…
12/17(土)夕方に共同通信が下記ニュースを報じました。
政府・日銀が2013年に出した「共同声明」を岸田政権が改定する方針を固めたとのことです。「できるだけ早期に実現する」としている2%の物価上昇目標の柔軟化を検討し、岸田文雄首相が次期日銀総裁と協議して内容を決める――としています。
そもそも金融政策って、日銀が決めるのか、政府が決めるのか、あいまいな方も多いかもしれません。「共同声明」の
【あす未明】どうなるFOMC?
ことしの金融市場、世界経済をも左右してきた米金融政策。それを決めるFOMCの今年最後の会合が開かれます。結果は日本時間12/15(木)AM4:00発表。AM4:30~パウエルFRB議長会見です。
注目点と今後の展望をわかりやすく解説します。
◆ 3つの材料まず、あすの段取りは3つに分けるのがいいでしょう。
では、順番にポイントをみていきましょう。
【AM4:00~解説】FOMC
日本時間12/15 未明、FRBは市場の予想通り0.50%の利上げを決めました。この記事を何度も上書きするかたちで、速報・解説します◆ 総評
まずFOMC全体像を20秒でサクッと読めるようにまとめるとこんな感じかとおもいます。
では、「声明」「ドットチャート」「会見」「市場反応」「利上げ織り込み」と順にみていきましょう。