パーソナルトレーナー藤井自伝41

シンガポール渡航準備期間

面接を終え、急遽約2ヶ月後にシンガポール行きが決まったのである。
お世話になったおじさんに謝礼とお礼を伝え、約1年の居候生活を終えた。

基本的に荷物は殆どない。
地元の方に戻り、今度は大学の同級生の家に居候させてもらうことになった。
過去にもお正月になぜか彼の実家で一緒におせちを食べるくらいの付き合いである。

約2ヶ月間あるため、すぐに働けてやめることも可能な夜の仕事を始める。
パスポートは大学3年生の時に10年間で取得済みだ。

この長いようで短い2ヶ月間は初めての海外生活に期待と不安がありながらも、日本の生活も満喫していくモラトリアムのような期間である。
いつものことだが今回シンガポールに誘ってくれた知人は説明が端的だ。
というよりほとんどない。

とりあえず身一つで来ればいいよ、とのことだが具体的な話は全く無いのである。
そしてこの期間に糖質制限やケトジェニックダイエット、ライザップの事を徹底的に勉強した。
元々東海大学柔道部時代からトレーニーとしては経験があるため、理論などはすぐに吸収していったのである。

あっという間の2ヶ月間。
2ヶ月間居候させてくれた知人に謝礼を渡しいざシンガポールへ向かう
飛行機なんて5,6年ぶりであった。

続く

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