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DXをテコにコロナを乗り切る「新しい東京」の予算案。懸念も残る

こんにちは、デジタル都議の藤井あきら(都議会議員/府中市選出)です。
昨日、東京都の来年度予算の各局の要求内容が公表されました。

資料はこちらで公開されています。

・令和3年度予算

◆令和3年度予算要求の感想

コロナ禍で明らかになったデジタル化の遅れへの対応として、都では全庁的にDXをテコにした構造改革を進めています。
そして、今回の予算では、そのデジタル化の取組を各局がそれぞれ取り入れているイメージです。
DX関連の予算が一気に増えました。

一方で、各局がそれぞれ進める事でバラバラのシステムが実現しないかというのは心配する点です。
例えば、行政手続きのオンライン化も各局で進めており、
下手すると行政手続きごとにUI/UXが違うなんてことも起きかねない気がしています。

都として全体方針を持つ部分も必要だと感じており、その点、今後の議会で議論を深めていきたいと考えています。

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◆今後のスケジュール

ちなみに今後のざっくりとした流れは、以下になります。

本日11/17:各局の予算要求
→12月:財務局の精査(厳しい精査)
(都議会第4回定例会:12月)
→1月:知事査定(知事の厳しい査定)
→2月~3月:都議会での審査(予算特別委員会で主に議論)

◆予算見積もり基本方針

①新型コロナウイルス感染症との闘いを乗り越えるとともに、 「新しい日常」や「持続可能な都市・東京」の実現に向けて、戦略的な取組を果敢に進めていくこと

②社会変革に適応したデジタル化による都民サービスの向上など、都政の構造改革を 進めるとともに、ワイズ・スペンディングの視点により無駄を一層無くし、健全な財政基盤を堅持すること

③東京2020大会を都民・国民の理解を得られる安全かつ持続可能な大会として実施し、 次世代へレガシーを継承していくこと

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