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25年目の思い出

15年ぶりに師匠と再会
師匠との出会い、別れ、再開、私の昔話を

今から20年以上前(1998年頃)
偶然Oracle8 for Linux の記事を目にする
何故Oracle がLinux をと思いながら

当時はwinNTとVB Oracleが全盛期
その頃PMとしての仕事もマンネリ化して何か刺激が欲しかった時期・・linuxを古いPCにインストールした
Oracle8もインストールして
Windows版Oracle と検証をしていた
・確かにインストールは難しい
・だが、動きは明らかにWinよりサクサク動く
・無料でUnixマシーンが使える嬉しさ

なんともいえぬ喜びだった

そして時を同じくして師匠とネットで運命の出会いをする
師匠はこれからは「Web とDB」これを制する者が
Webの勝利者となると・・

日常の開発で使えば使うほど
すっかりLinuxの虜になった、
寝る暇も惜しんでLinuxに傾注
と同時にものすごく強い予感を感じていた

社内では他に誰も関心を示さなかった
「Linuxなんてなんでやってるの?」
「Linuxで飯はくえんじゃろ」
「タダのOSでなにができるの?」
「結局はなにをするにもwindowsにはかなわんよね」

社内でも提案する先々で言われることは
だいたいこんな感じで、返答は決まりきっていたが
それにもめげることはなかった
コツコツと技術検証をしてスキル蓄積をはかる

勿論、師匠から数多くの事を教えていただき
3年が経過

そんな時にLinuxの良さを認識してくれる企業が現れ
サーバーとしてのLinuxインテグレーションは最強である
と確信するに至った

Linuxとi-mode(携帯)を使ったNEC主催の全国事例発表
コンテストで全国一位(最優秀賞)を獲得したことで
約3年間に及ぶ私の戦いは勝利し
周りも会社もLinuxビジネスを認めてくれた
師匠の会社から機器を仕入れて販売
師匠と共同で人生初の技術本発刊

そんな嬉しい時に突如師匠の会社が倒産
噂では業界から去ったと風の便りに聞いたり

その後、私は
退職前3年間R&D室長としてAWSを核にした
Ruby on Railsを使ったインテグレーション
業務に沿ったイメージが自由に使えるAWSの
先進性、拡張性、安全性、と同時に怖さも感じた

R&Dに理解のあったトップ交代
経営方針が変わりR&D室閉鎖に伴い
2011年40年近く務めたSI会社を退職
翌年SI時代にお世話になった社団法人に入職

約3年間、広島県の地域医療連携システム開発に従事
入職後約10年間仕事でLinuxを使う事も
一行もプログラムを書くことも無く
2年前偶然仕事でPython に出会い衝撃を受ける

Dockerがローカル環境の主役になっていた
日常の開発で使えば使うほど
すっかりPython とDockerの虜になっていた
今では業務で使う処理は全てpython で書いている

結局、師匠や私の選択は
最初から間違っていなかったし
無駄ではなかった
それは時代が証明してくれている

「Linuxなんてビジネスでは使えない」
といっていたあなたがたが、
PCやスマホで毎日アクセスしているなんらかのWeb
毎日使っているなんらかのサービス

たとえば、
amazon、google、facebook、twitter,
youtube・・・・・・

そのサービスの下で、すべてはLinuxで動いているのだがら
姿は見えないが

そんな折15年ぶりに師匠と運命的な再会を果たす
再会を祝して以前の様にお酒でも飲みたいものです

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