貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 226 もう少し部下へしっかり関わって欲しい!…部下への関わり方が足りない店長って…どう対応されていますか?

 経営者から見て、部下への面倒見の良い店長もいれば、部下への面倒見が不十分な店長もいますよね。
 店長に抜擢されるぐらいですから、会社のために売上げアップを目標に頑張っているとは思います。
 ただ、部下への関わり方が浅いと、当然、部下との信頼関係もできづらくなりますよね。その結果、サロンの空気感もイマイチで、何をしても盛り上がりに欠け、部下の成長スピードも遅く、最悪の場合は離職してしまうこともありますよね。
 部下が辞めるたびに、経営者は、店長に目を向けてしまいますよね?店長の部下への関わり方がどうだったのか?が気になりますよね?
 ところが、店長自身は、自分の関わり方が浅い…とは思っていない人が多いように思います。『そもそも、美容師になりたい…というやる気がなかった…』と思っている人が多いような気がします。
 そんな店長に、部下への関わる重要性を説いても、口を酸っぱくして言い続けても、なかなか改善されないのが現状ではないでしょうか?
 『そもそも店長に向いていなかったのかも…』と人選の失敗を嘆いても後の祭りですよね。
 そこで、店長が部下をしっかり見るようになる秘訣をご紹介いたしますね。ご参考になるかどうかは分かりませんが…。
 先ずは、店長の仕事とは何か?をしっかり定義づける必要があります。
 かつて、私は、多くの店長さんに質問をしてきたことがあります。
 「店長の仕事を一言で言うと?」というご質問です。すると、ほとんどの店長さんが「サロンの売上を上げることです!」と答えられます。
 決して、その答えが間違っている訳ではないのですが…。
 少しだけニュアンスを変えます。
 店長の仕事を一言で言うと、『部下を育ててサロンを伸ばすこと』
と定義して、部下を育てることが店長の仕事だと認識してもらいます。
 認識してもらったら、部下を、いつまでに、どのレベルまで、育てるのか?を明確にしていきます。
 部下の育成のゴールを明確にしていきます。
 つまり、部下の育成ゴールを明確にすることによって、店長の仕事をより明確に具体的にすることが可能になりますよね。
 ちなみに、うちの会社の育成目標期間は半年間です。半年ごとに育成ゴールを明確にすることによって、店長の職務がはっきりしてきます。店長の職務がはっきりすれば、必然的に部下にしっかり関わるようになりますよね。
 店長にしっかり部下に関わって育成して欲しければ、任務にする必要がありますよね。部下の育成に関して、望む結果を詳細に決めることが、任務化に繋がります。
 お試しください。


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