貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol260 『幹部が一枚岩に…』なっていなければ、良い会社は作れない!?

 経営者の皆さんは、「みんなのやっていることがバラバラで、何だかまとまりのない組織になっていて、みんなが1つになれていないな~」って、感じた経験ってございますか!?
 私自身、美容室経営を30年以上続けてきた中で、そう感じることは、よくありました。
 若い頃は、自分の進みたい方向に、強引に若さとパワーで引っ張っていたように思います。
 私の場合、時々後ろを振り返ってみていないと、ついてきていないスタッフに気付かない…なんてこともよくありました。(笑)
 それでも、少人数で経営していた時には、夢がないよりマシだと思っていましたので、それでも良かったのかもしれませんが…。
 その後、スタッフ数が増え、店舗数が増えて参りますと、自分の描いている思いが末端のスタッフまで届いていない…ということが起きてきました。
 経営者から、年何回か全スタッフに方針を発表する機会を設けても、発表後に、店長からもしっかり会社の方針を伝えていかないと、会社の理念もビジョンも方針も、浸透しないことが多かったように思います。
 そんな時、私は、店長たちを集めて、会社の方針を部下に伝えるように、よく指示を出していたのを今でも覚えております。
 確かに、社長からだけでなく、店長からも会社の方針を伝えることは、店長の大事な責務だと思います。
 店長の大事な責務なので、店長たちはきちんと伝えてくれているものだろう…と考えるのは、今考えれば、甘かったように思います。
 店長の中には、きちんと詳細に至るまで伝えている店長もいれば、大雑把に淡々と伝える店長もいますよね。
 そうなんです。
 『店長の①熱量
 『店長の②伝え方
 『店長の③人望度
によって、伝わる伝わらないが変わってくることがあります。
 この店長の①熱量 ②伝え方 ③人望度 どれも大切な要素だと思いますが、店長から①熱量が感じられなければ、②伝え方や③店長の人望度があっても伝わらないですよね。
 では、この熱量は、どこから来るのでしょうか?
 いくら社長が店長を集めて熱弁しても、社長の考え方(理念、ビジョン、方針)が店長たちの思いとズレていたとすれば、店長たちは、同じような熱量では、部下に話さない
 それは、会社の理念やビジョンや方針に対して、店長たちがどう感じているか?からくるのだろうと思います。
 と思いますね。
 そうなんです。
 店長の熱量を上げるために必要なことは、社長と店長とのズレを無くして、ベクトルを揃えることが大事なことだと思います。
 では、どのようにすればいいのか?と言いますと、いくつかあります。
先ずは、幹部を交えて、経営計画を立てることだと思います。
 うちの会社では、年に1回幹部合宿を行っています。
 幹部合宿では、中長期計画を立てています。幸せ5か年プランを幹部の意見を取り入れながら作っていきます。

・比較的早い段階で実現可能なことは、1年~2年に振分け
・難易度が高く、段階的に実現していくことは、3年~5年に振分け


 労働条件(待遇面やキャリアプラン等)を中心に、発展計画、教育環境、職場環境、組織形態の5つの分野を5か年に振り分けます。
大事なことは、幹部全員が、ワクワクするプランであることだと思います。
 幹部自身の将来も見据えたプランであれば、会社のビジョンや方針を部下に伝える熱量はかなり高くなりますよね。
 幹部が一枚岩になるのは、先ずは会社のビジョンに対して、ベクトルが揃うことだと思います。
如何でしょう?
 
 
 
 

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