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「乳がんになったから、銭湯に行けないをなくしたい」入浴着歓迎ポスターを作りました。

はじめまして!お久しぶりです。
小杉湯健康ラボのふじはる( @_fujiharu_ )です。

突然ですが、体の傷あとなどをカバーする「入浴着」歓迎ポスターを作りました!!


主催:小杉湯健康ラボ
デザイン:りおんせ(@youandrion
イラスト:けいてぃ(@katy_mofuinu

▼ポスターのダウンロードはこちらから

  • フリーポスターとしてご活用いただけます。

  • 左上の四角スペースに入浴施設名をご記入してご利用ください。

なぜ、入浴着歓迎ポスターを作ったのか。

「なぜ急にこのポスターを作ったの?」「このポスター必要なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、銭湯や入浴施設に行った時に入浴着や啓発ポスターを見かけることは多くないと思います。

だから、作りました。

Twitterを通して、乳がん患者さんのある思いを知りました。

こちらのツイートを見た時に、すごくハッとしました。
「乳がんになったら、銭湯には来れなくなる」
自分自身のバイアスに気付かされた瞬間でした。

”お風呂は裸になって自分の体をチェックする機会だから、乳がん早期発見のためのチェックをしよう”、そんなポスターはよく見かけます。
でも、それは「いま乳がんでない方」へのメッセージ。
乳がんは、日本を含めた世界の女性のがん種別罹患率で1位のがんです。

国立がん研究センターがん情報サービス
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html
一生のうちに、およそ11人にひとりが乳がんと診断されています。
出典:人口動態統計2018年(厚生労働省大臣官房統計情報部編)


そんな状況の中で予防に関するポスターだけが貼ってあるのは、実際にいま病気である人の行きにくさを生んでしまっているのではないか。

調べてみると、乳がんの手術を受ける前に「手術をしたら行けなくなってしまうから、手術前に最後の銭湯や温泉に行く」人がいることを知りました。

でも、なんで、乳がんになった方が諦めなきゃいけないんだろう。
そうじゃない。
乳がんになっても銭湯にいける、そんな世界を作る方が大切だ。

当事者ではない人にこそ入浴着やバスタイムカバーを知ってもらうことが、
"銭湯にいく選択肢を守る”ことに繋がる
と気づきました。

制作ストーリー

そして、その思いをツイートしたところ、共感してくださる銭湯関係者がラフ案を製作してくださり・・・。

共感してくれる方にデザインをお願いしたい!と募集したところ、素敵な方々から連絡をいただきました。この場を借りて、改めて感謝申し上げます。
イラストは、けいてぃさん(@katy_mofuinu)
デザインは、りおんせさん(@youandrion)に作成いただきました!

実際に、小杉湯に張り出した様子がこちら!!

健康ラボコーナーにとても馴染むデザインに仕上げていただきました。
入浴着・バスタイムカバー普及の呼びかけは、厚生労働省からも出ています。

おわりに

今回のポスターは、決して傷あとのある方に入浴着の着用を促しているものではありません。実際に、手術後も変わらずお風呂に来ている方もいらっしゃると思います。

一方で、「もう入れない」と来店自体を諦めてしまう方もきっと多い。
そんな時、このポスターをきっかけに入浴着やバスタイムカバーへの理解が広まることで、病気になっても、安心して銭湯に行けますように。

▼ぜひこちらから、ご自由にダウンロードしてご利用ください!
(ご使用にあたり連絡などは不要です)

▼ポスターに関する問い合わせは下記まで

kosugiyu.kenko.lab@gmail.com


創作意欲になります。!