メモ:英国におけるワクチンの有効性検証
結果
英国におけるCOVID-19による全症例(n=22,072,550)、
入院(n=848,911)、
死亡(n=175,070)のうち、
2022年5月1日時点のOmicron variant surgeで
51.3%(n=11,315,793)、
入院(n=244,708)、
死亡(n=28,659)の16.4%が発生しました。
オミクロン・バリアント・サージ後半
(2022年2月28日~5月1日の期間)には、症例(23.7% vs 40.3%RR1.70[1.70-1.71];p<0.001 )
と入院(39.3% vs 50.3%;RR1.0.;p<0.001 )の
割合に著しい増加が観察されました。
28 [1.27-1.30]; p<0.001)、
50歳以上の死亡(67.89% vs 80.07%; RR1.18 [1.16-1.20]; p<0.001)が、
Omicron変種急増時の早い時期
(2021年12月6日から2022年2月27日)と比べ、
増加している。
ワクチンサーベイランスレポートの利用可能な
データを用いて、オミクロン変種サージ
(2021年12月27日~2022年3月20日)と
デルタ変種サージ(2021年8月16日~12月5日)
を比較しました。
比較分析の結果、症例致死率の有意な低下
(全年齢[0.21% vs 0.39%; RR 0.54 (0.52-0.55); p<0.001]、
18歳以上[0.25% vs 0.58%; RR 0.44 (0.43-0.45); p<0.001]、
50歳以上 [0.72% vs 1.57%; RR 0.46 (0. 0.45)] が確認されました。45-0.47);P<0.001])、
入院リスク(全年齢[0.62% vs 0.99%;RR 0.63(0.62-0.64);p<0.001],
18歳以上 [0.67% vs 1.38%;RR 0.484(0.476-0.492);p<0.001],
および50歳以上 [1.45% vs 2.81%;RR 0.52(0.51-0.53);p<0.001] )が上昇しました。
18歳以上のワクチン未接種者(0.41% vs 0.77%、RR 0.54(0.51-0.57);p<0.001) と
ワクチン接種者(0.25% vs 0.59%;RR 0.43(0.42-0.44);p<0.001) は
いずれもデルタ変異型サージに比べ
オミクロン変異型サージ時のケースファタルレートが
著しく低下していることが示されました。
以上より、同時期に18歳以上のワクチン未接種
集団(1.27% vs 2.92%、RR 0.44(0.42-0.45);
p<0.001) とワクチン接種集団
(0.65% vs 1.19%;RR 0.54(0.53-0.55);
p<0.001) において入院のリスクが
有意に減少していたことが確認された。
2021年12月20日以降の3回目の接種では、
ワクチン効果(VE)がマイナスとなり、
接種者のSARS-CoV2症例入院、
死亡の割合が有意に増加し、非接種者の症例、
入院、死亡の割合が減少することが確認された。
COVID-19の全死亡者の95.6%に既往症があった。
また,ワクチン接種の有無により,
比較したグループ間で入院や死亡に悪影響を
及ぼす可能性のあるさまざまな民族性,
貧困スコア,ワクチン接種率の格差が観察された.
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