歩行距離に及ぼすサージカルマスクの影響:マスク意味無しリスト30より③
[【6分間の歩行距離に及ぼすサージカルマスクの影響】について]
[フランス語での記事]
E Personら、Rev Mal Respir.2018 Mar.
アブストラクト
はじめに6分間歩行試験(6MWT)は、呼吸器内科で定期的に行われている。感染症のリスクを最小限に抑えるため、安静時や運動時にサージカルマスクを着用しなければならない患者もいる。
本研究の目的健常者における6MWT時のサージカルマスク着用の効果を評価する。
材料と方法44名の健常者を対象とした前向きな研究である。1回目の6MWTでトレーニングを行った後,サージカルマスクを装着した場合と装着しない場合の2回の6MWTをランダムに行った。距離と呼吸困難、心拍数と飽和度の変化を記録した。
結果は以下の通り。距離はマスクによって変化しなかった(P=0.99)。呼吸困難の変動は、サージカルマスクを装着した場合に有意に高く(+5.6 vs. +4.6; P<0.001)、その差は臨床的に重要であった。その他のパラメータの変動については、差は認められなかった。
結論サージカルマスクの装着は、歩行距離に影響を与えることなく、呼吸困難を臨床的に有意に改善した。
キーワード呼吸困難; 呼吸困難; Masque de soins; Surgical Mask; Test de marche; Walking Test.
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健常者の6分間歩行距離に及ぼすサージカルマスクの影響 - 24/04/18
サージカルマスクが6分間の歩行距離に及ぼす影響
Doi: 10.1016/j.rmr.2017.01.010
E.Person a, C. Lemercier a, A. Royer a, G. Reychler b, c, ⁎
a IFMK de Lorraine, Nancy, France
b 実験・臨床研究機関(IREC)、ルーヴェン・カトリック大学肺炎・耳鼻咽喉科・皮膚科ユニット、ブリュッセル、ベルギー
c Pneumology Department, Cliniques Universitaires Saint-Luc, avenue Hippocrate 10, 1200 Brussels, Belgium
概要
はじめに
6分間の歩行テスト(TM6)は、呼吸器内科で頻繁に使用されます。二次感染の危険性がある患者さんの中には、自分を守るためにフェイスマスクを着用する必要がある方もおり、場合によっては運動中に着用することもあります。
研究の目的
健康な被験者を対象に、ケアマスクの装着がTM6の走行距離に及ぼす影響を評価する。
素材と方法
44名の健常者を対象とした前向きな研究。慣れ親しんだTM6の後、ケアマスクを装着した場合と装着しない場合のTM6をランダムに行いました。呼吸困難の距離と経過、心拍数、酸素飽和度を測定した。
結果
距離はマスク着用の影響を受けなかった(p=0.99)。呼吸困難の増加は、マスク着用時に有意に高く(+5.6 vs +4.6; p<0.001)、その差は臨床的にも有意であった。しかし、他のパラメータには影響がありませんでした。
結論
マスクを装着してもTM6の走行距離は変わらないが、臨床的には呼吸困難が有意に増加する。
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概要
はじめに
6分間歩行検査(6MWT)は、呼吸器内科ではよく使われる検査です。交差感染のリスクを最小限に抑えるために、安静時や運動時にサージカルマスクを着用しなければならない患者もいる。
研究の目的
健常者の6MWT時にサージカルマスクを装着することの効果を評価する。
素材と方法
44人の健康な被験者を対象とした前向きな研究です。1回目の6MWTでトレーニングを行った後、サージカルマスクを装着した場合と装着しない場合の2回の6MWTをランダムに行いました。距離と呼吸困難、心拍数と飽和度の変化を記録した。
結果
マスクによる距離の変化はなかった(P=0.99)。呼吸困難の変動は、サージカルマスクを使用した場合に有意に高く(+5.6対+4.6、P<0.001)、その差は臨床的にも重要であった。その他のパラメータの変化については、差がありませんでした。
結論
サージカルマスクの装着は、歩行距離に影響を与えることなく、呼吸困難を有意かつ臨床的に改善する。
この記事の全文をPDFでご覧いただけます。
キーワード:ウォーキングテスト、呼吸困難、ナーシングマスク
キーワード:ウォーキングテスト、呼吸困難、サージカルマスク
プラン
はじめに
方法
測定されたパラメータ
統計解析
結果
ディスカッション
利害関係者の申告
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