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ビジョンが大事とは言うけれど・・・

計画のグレシャムの法則

将来のメシの種のためにも、5年後10年後を見据えて「ビジョンが大事」と経営者の方に言ったりし、その支援にも関与したりしています。

でも、そうした経営者の毎日も足元では落ち着いてビジョンづくりとはいかないことのほうが多い。

  • エネルギーコスト上昇による仕入れコスト高止まりへの対応

  • 下請業者から値上げ要請への対応

  • tier1親会社から値上げ交渉に際してのエビデンス提出要請

ただでさえ忙しいのに、そんなときに限って重要顧客からの納入した商品にキズがあるとクレームが入り、矢面に立たざるを得ない。本当に中小企業の社長はこれが現実なのです。

【悪貨が良貨を駆逐する】で有名な「グレシャムの法則」から、経済学者のサイモンが提唱したとされる「計画のグレシャムの法則」

まさに「ビジョンか、わかっちゃいるけどなあ」という気持ちも頷けます。

忙しいから絵が描けないのではなく、描けないから忙しいだけだ


忙しいから大きな絵が描けないのではなく、大きな絵が描けているから忙しくても大丈夫なのだ(中略)
「計画のグレシャムの法則」に陥っている自分を、どこかでキッパリ変える必要がある。

「組織変革のビジョン」より

なるほどなあ!

発想の転換というか。

大きな絵が描けないことに対し、忙しいことを理由にしてはならないのだ。

逆に、大きな絵を描き、それに向かって自らも、そして社員たちもワクワクし安心して大丈夫と思って進んでいける組織づくりこそが必要なのだと、感じました!

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この本の最後の第6章とあとがきは、繰り返し読みたいと思います。


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