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幸せは鍛えられる

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・コンサルタントのフジガッキーです!

きょうのテーマは、「幸せは鍛えられる」です。

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幸福は訓練できる

えっ、ほんと? 
というか、「幸福」ということを感情的に捉えていて、嬉しいことや楽しいことが起きると、意図せずとも自然発生的に現れるものじゃないのかと感じていて、「訓練できる」と言われると、恣意性を感じてしまったのです!

「『本当の自分』がわかる心理学」(シュテファニー・シュタール著)

この本の中に、こんなことが書かれていました。

私たちは基本的に、良い気分でいられるように行動します。このことは「快感」と密接に関係しています。つまり、できるかぎり不快感を避けて、快感を得ようとしているのです。さらに、別の表現をすると、幸福を得ようとしている、ともいえます。
幸福を得るまでの道のりは、人によって千差万別ですが、幸福を得るためのいくつかの基本的条件は、どのような人でも同じです。(中略)「正しい生き方」をすることによって得られるものでした。「正しい生き方」の中には、自分に満足すること、自律、美徳などが含まれています。
感覚的な喜びを得ても、高揚した気分になれるのは短時間だけです。それに比べて「正しい生き方」は、穏やかであるものの安定した幸福をもたらしてくれます。

この部分は自分でもなんとなく理解はできました。でも、この文章に続いて次のように書かれていました。

幸福とは、訓練によって得られるものであり、人生に対する考え方に大きく左右されるものなのです。

第17章「自分の『日向子』を見つけ出す」より

この前半部分の「訓練によって得られるもの」という箇所で、すっと読み込めず止まってしまったというわけです。

正しい生き方のほうか!

この文章のすぐあとには、仏教でも同じようなことがいわれているとして、脳科学者がダライ・ラマの8人の愛弟子を被験者として、MRIを使った脳波の実証実験を行なったことが書かれてました。

つまり、大きな音が鳴る検査装置といういわば悪条件の中でも、愛弟子さんたちの左前頭前野の活性度が他の一般の人と比べても著しく高かったといいます。
機嫌の良さや楽観に関連しているといわれるこの脳領域の活性度が高いということで、修行を重ねた仏教徒はもともと幸せを感じやすいとともに、この脳領域をうまく活性化させることができる、つまり、幸福は筋肉のように訓練によって得られるものであることが実証されたというのです。

さらに続けて、「正しい生き方」をするための手助けやヒントがこのあとに書かれている構成となっていました。

そうか!幸福自体を恣意的に鍛えるというよりかは、「正しい生き方」のほうに焦点をあて、そちらを訓練により鍛えることによって、結果的に幸福度が上がるということか。
深い、深すぎる! 学びました。

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いかがでしたでしょうか。
きょうもぐんぐん気温が上昇するみたいです。

よい週末を!



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