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「デザイン思考が世界を変える」を読む

「デザイン思考が世界を変える」イノベーションを導く新しい考え方【アップデート版】(ティム・ブラウン著)を読みました。

正直に言うと、とてもハードで読み終わるまでに時間がかかりました。なぜかというと、やはり自分に足りない部分や理解がしづらい部分が多く、なんどもなんども読み返していたからだと思います。

以下に、主な内容と自分の中で最もフックがかかり、なるほどなと感じた気づきを示します。

主な内容

3つの制約、「有用性」「経済的実現性」「技術的実現性」について、デザイン思考家はすべて解決しようとせずに、3つのバランスをとろうとすること。

ニーズを需要に変えるためには、人間中心のデザインが大事ということ。

漸進的で平凡な変化ではなく、地図を塗り替えるような飛躍的な発想を生み出すには、「洞察」「観察」「共感」の3つが必要であるということ。

具体的な思考方法として、「収束的思考」と「発散的思考」などがある。
収束的思考は、既存の選択肢の中から判断を下す場合には実用的だが、未来を探索したり、新しい可能性を生み出したりする場合にそれだけではうまくいかない場合があり、一度発散的思考で選択肢を増やしてみると、非効率のようだが、むしろ近道であるということ。

まず「作ってみて考える」 プロトタイプを野に放ち、すばやくフィードバックを得て反映する。その繰り返しが重要だということ。

なるほどなの気づき

それは、第6章「メッセージを広げる」のなかにありました。

「私たちがデザインしようとしているのは、名詞ではなく動詞なのだ」
つまり、名詞に着目すると、より使いやすい歯ブラシ、より快適な椅子、より静かなエアコンというように、どうしても漸進的な改良という視点に閉じ込められてしまう。しかし、動詞で考えれば、問題を覆い隠している蓋を取っ払い、厄介で複雑な問題へと多方面から挑めるようになる。それこそが真のイノベーションの条件なのだ。

またこの章のタイトルでもあるメッセージ性についてもふれています。

30秒のスポットCMが、新しいアイデアの効果的な運び手として機能しなくなった理由のひとつは、「選択のパラドックス」だ。大半の人々は、より多くの選択肢を求めているわけではない。単に、欲しいものがほしいのだ。
デザイン思考家の視点から言えば、新しいアイデアに耳を傾けてもらうには、価値のある物語を説得力のある方法で伝える必要がある。

ストーリー仕立てにして伝えていく!

う~ん、説得力が増すように感じました。

みなさんはどのように感じられますか?

あっ、いけね!今日が返却日だ。図書館へ忘れずに行かないと💦





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