脳をととのえるという経験。(後半)
前半を書いてからもうだいぶ経ってしまった。先日、ニューロフィードバックの2回目も受けてきたというのに。時の流れは速い(じゃなくて、自分が遅筆なだけ)
というわけで、ニューロフィードバック体験のレポ、後半。前半はこちら。
左側がしんどい
前半で書いたけど、私はずっと、右脳左脳の能力や使い方のアンバランスさみたいなものは、諸々の検査結果からも知ってはいて。かつ体感的には、思考が止まらなくなってしんどいことが多々あって、具体的には
こんな感じだった。コンサルとか研修登壇の後は、いつも頭がグワングワンして、特に左側がすごく重く痛くなりやすい。「頭が・・・」と言いながら押さえるのはいつも左のこめかみ。人間関係に悩みすぎて考えすぎて気づけば奥歯を食いしばりすぎて神経つぶしたのも左側。
さて、ニューロフィードバックを受ける前に問診があるのだけど、上記のようなことを先生に告げて、そして脳波測定の機械をあちこちにつけられて、施術開始。
「おかまりさんは感情的にはすごく安定している感じがするから、思考の方で見てみましょうかね」
と言われ、左脳からスタート。
左側は大変だった
で、私の左脳の脳波を見た先生、びっくりされる。
どうやらとても・・・その・・・なんというか、特定の脳波が乱れているらしい。
少しずつ先生による調整が効いて、脳波がよいゾーンに入って(落ち着いて)きても、突然グワン!と乱れて(昂って)しまうようで、「今、何か考えました?」「奥歯噛みしめちゃってます?」と確認が何度か入るくらい。
何も考えず、ぼーっとモニターを見ているつもりなんだけど、何かの拍子に突然脳内が思考で騒ぐというか、急な緊張状態になってしまっているのを、自分でも感じた。
セッションは続き、自分でも「あーー、落ち着いてきた」とわかり始める。ところが、なんだか妙に、ひっかかる感じがする。すると先生が「辛かったら目をつぶっていいですよ」と言ってくれ(なぜわかったのか?)、言われるがままに目をつぶったところ・・・・・・
寝落ち(⌒∇⌒)
意識を保てず、スコンと寝てしまったのです。文字通り処理落ちした感じ。その間たぶん2~3分だっただろうか。声をかけられて起きた時は、「めちゃくちゃ熟睡した感」があって、気持ち良くてふわふわしておりました。
サウナじゃないのにととのった
左脳→右脳→全体→左脳、と、左脳を重点的に確認し、初回のニューロフィードバックは終了。
脳波をデフォルトモードに調整してもらったら、ぐでんぐでんにリラックスしている自分がいた。脳内の肩こりみたいなものが、すっかり取れたような感じ。
不思議な充実感と、サウナで完全に「ととのった」時と同じ感覚(=脳波がデフォルトモードに入って非常にリラックスしている状態)をかみしめながら、ちょっとした恍惚・酩酊状態で初回は終了したのでした。
要するに普段はいかに脳レベルでととのってないか、ということに気づいた。左脳乱れすぎなのである。
サウナは、温冷交代浴といって、体から強制的に「ととのって」いるんだけど、これが、「脳レベルで必要だからやっていたんだ」ということが、わたくしむちゃくちゃ腑に落ちたのです。だって、サウナデビューの時の感想が、これですよ。必要だからやっていたんだわ。。。なるほど。
↓
左脳デロリアン説
その後の振り返りで先生に言われたのが、
ああ、左脳の感じ、めっちゃわかる。。。
なんというか、バック・トゥ・ザ・フューチャーPart1の、タイムトラベル前にデロリアンがブレーキとアクセル全開にしてる状態(タイヤが高速回転して煙あげてるのに、デロリアン自体はその場に留まってる、あれ)みたいな、軋む感じ、煙が出る感じが、いつもすごくしていたのですよ。
なんだこの、経験と体感と脳波が完全に「わ・か・る」とぴったり一致した感じ。
ブレーキを踏まずに、アクセルもそんなに吹かさずに、ちょうどいい感じですーーーっと走れるといいよねぇ、私の左脳よ。
そして、左脳のテンパり具合に負けずに、もっとのびのびやって持ち前の力を発揮できるといいよねぇ、私の右脳よ。
こんな風に、自分のトリセツを明らかにし続けている人生ですが、脳波レベルで自分を知ったことで、また数段階生きやすくなったと思う。二回目もさらに気づきがあったのだけど、それはまた別の機会に書く(遅筆禁止!)。
読んでくださってありがとうございます。力が抜けたり元気が出たり、人間ってそんなもんかーと思ってくれたら嬉しいです。