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遺された人が笑顔になるために♪

今回紹介する本は、
スピリチュアルテラー サトミ著「亡くなった人と話しませんか」

僕のこの本との出会いは、この書籍の構成を担当したライターの江角さんからの紹介でした。江角さん主催のライター講座受講してるし、書籍とWebライティングは違うという話も出てたので、著者の思いをライターが書いた本を読んでみるのも必要だよね?と思い、先ずは先生の書かれた本からとAmazonで入手しました。

スピリチュアル的な本で今読みかけの本があったので、後回しにしようと思ってたましたが、ライター塾第1回の講座が終了して、次回の講座までに感想文でもアップしておこうと思い直し、今、読みかけの本は後回しにして読みました。

江角さん曰く、「書籍ライティングは、この本のように専門外でかつスピリチュアル的な特殊なことなので、それを理解してないと著者の思いが伝わらない文章になってしまうから苦労した」とのことでした。まあ、それはその通りですよね、と思います。自分の理解出来ていないことは文章には出来ないんだから。

さて、この本の感想を書く前に、スピリチュアルに関する僕の知識がどの程度かを知って頂かないと、「えっ? 刺さったの、そこなの?」と思われてしまうので、少しだけ紹介しておこうと思います。

スピリチュアル的というとカッコいいけど、日本語に訳すと「霊的」。
スピリチュアルテラーというとカッコいいけど、訳すと「霊媒師」。
うーん、怪しい響き。日本語にすると怪しくなるから不思議ですね。
あなたは霊現象を信じる方ですか?
輪廻転生を信じる方ですか?

この本は、以下の内容を前提に書かれています。
 ・人は死んでも肉体だけ滅びて魂は存在し続ける
 ・死んだ後、魂は一定期間をおいて、再び地上に生まれ変わる
 ・生まれ変わる時はすでに過去に生きていた記憶は失われている

はい、僕は、3つとも信じていますよ。
だって、少しだけ死後の世界、いわゆる「あの世」を覗いてきた人だから。
まあ、今、生きてこうしてこの記事を書いているので、「あの世」と「この世」の狭間を見てきたという方が正しいかもしれないけど。それがきっかけで輪廻転生に関するドキュメント本などたくさん読んできました。そして、僕は、この著者のように会話したり映像を見たりは出来ませんが、なんとなくその気配を感じることくらいは出来ます。
うーん、こんなことを書くと僕自身まで怪しい人と思われてしまうかもしれませんね。ただ、この話を書くと長くなるし、本論から逸れてしまうので、僕のことは、そのうち別の記事で紹介しようと思います。
ということで、そういう前提条件のある僕の感想として書いてます。

さて、前置きはそのくらいで、この本の感想です。

スピリチュアルテラー。霊媒師?
「あの世」の方にちょっとだけ、行ってきた僕ですから、この本を読んで最初に興味を持ったのは、スピリチュアルテラーとしてカウンセリングの仕事をしているようだけど、それって、どうやってなったんだろうか?ということでした。

占い師なら、占いの学校もあったり、占い館など、占い師を集めてビジネスにしている組織もある。だから、そういう職業として一般的に認められているし、占い師はなろうと思えば、なることも出来る。でも、霊媒師は、一般人が聞くと「怪しい」のでなかなかその地位を確立することが出来ていないのが現状ではないでしょうか? だから、そこに興味持ちました。

そういうご時世ですから、著者は、子供の頃からその素養があっても、子供の頃は大変苦労されたようです。そりゃそうですよね。自分の見ているものと他人が見えているものが違う、ましてや、これから知識を習得していく成長期にある子供では混乱するばかりです。まるで、漫画「夏目友人帳」の主人公のようです。そういうところも著者の苦労が理解出来ます。

著者の子供の頃のようなことはなかったにしても、僕も子供の頃は、繁華街の人混みを歩いていると頭の中が「ぶわーん、ぶわーん」と唸るような雑音が響き渡り、大勢の人がいるところが苦手でした。今、思うと他人の思考の波動が無差別に脳に「こだま」してたんじゃないか?と思っています。
そんな経験をしている僕ですから、著者の生い立ちを自分のことのように共感しながら、読み進められました。

カウンセリングの場面では、人に話をしていないことをどんどん答えて相談者をビックリさせます。相談者はいわゆる「ロックオン」状態になるんですね。そして、その繰り返しで、信用を勝ち取っていったんですね。
尊敬します。

この本を通して、著者が一番言いたかったこと。
カウンセリングを通じての著者の思いは、全編通じて伝わってきました。

「遺族にも笑顔で幸せになる義務がある。亡くなった人は、遺された人が嘆き悲しむ人生は送ってほしいなんて、微塵も思っていない。」

死後の世界を知ることで、大切な何かを思い起こさせてくれる本でした。




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