【日記】ピンクの知りたい
夏季特有のキンキンに冷えた電車内で見かけたある親子。推定6歳のお子さんがこんなことを言っていました。
「お母さん、電車降りたらピンクの食べたい」
ピンクの食べたいのかぁ。
ピンクの食べたいよなぁ。
うんうん、わかるわかr……
“ピンクの”ってなんだ……?
世界広しと言えど、ピンクなんて奇奇怪怪な色の食べ物はそう多くないはず。
例えば、桃とか、桜餅とか、苺シロップのかき氷とか、紅ショウガとか、ボイルしたタコとか、ドラゴンフルーツとか……
結構ありますね。
けれども、このままでは夜中にGが現れたときくらい気になって眠れそうにないので、“ピンクの”の正体を突き止めることに。
一人目の被告人は桃。ピンクの食べ物と聞いて真っ先に思いつきました。しかし、6歳くらいならば、桃という単語は認識している可能性が高い。つまり、“ピンクの”という隠語には言い換えないはず。無罪放免。
二人目の被告人は桜餅。私も好きな桜餅。日常的に接する機会の少ない桜餅ならば名前が浮かばず、“ピンクの”と言い換えても不思議ではないです。これは有罪!! と一瞬思いましたが、おそらく違います。なぜなら、桜餅ならば、“ピンクのモチモチ”のように、別の特徴をプラスαしてくるはずだから。たぶん。
三人目の被告人は苺シロップのかき氷。色的にも、季節的にも、全ての辻褄が合います。これは――。
そんなこんな考えているうちに、ふと気が付くと、目的の駅を通り過ぎてしまうところでした。危ないあぶない。
まるでG〇〇gleのChr〇meばりに私の脳内メモリを消費させようとする推定6歳児。恐ろしい子ッ……!
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