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2023.04.28-05.07 第3回北海道ツーリング【7日目】

室蘭市内サイクリング

 昨晩は道の駅「みたら室蘭」近くの公園で就寝。風が強くて何度も起こされた。
 朝5時に起床して、昨日も行った展望台へ。この日は午前中に室蘭を観光、午後から洞爺湖方面へ移動。

 ズームすると橋の上の標識も撮影できた。

 橋の周辺では空き地が目立つ。

 室蘭新道入口の前を通過。

 道の駅「みたら室蘭」にて。街並みと穏やかな海を見ると北海道とは思えない。瀬戸内海沿いのどこかの都市のような景色だった。
 ここからは室蘭市街の南側を周り、地球岬方面へ向かう。

 向こうに見えるのは大黒島。

 道道844号で絵鞆岬へ。早くも空腹を感じたのでセイコーマートに立ち寄ってパンを買った。ブルーベリーのパンとクリームのパン、おいしかった。もともとは酒屋さんだったのだろうか、コンビニとは思えないほど酒類が充実していた。

 急な斜面でも団地が建っている。室蘭は平地が少なく、ここも急な坂だった。

 高い建物が多くて実際の人口規模以上に都会に感じた。斜面にもビルを建てている。

 絵鞆(えとも)岬に到着。

 岬からの眺め。

 団地と白鳥大橋が重なって見える。高台にあって、ここの団地も窓からの眺めが良さそうだ。

 道が急に狭くなる。ここから本格的な山道になる。

 南側を見ると断崖絶壁。

 ピリカノカ(美しい形)という名称がついている。

 風が強く、険しい地形なのもあって木が生えていない。

 マスイチ展望台にて。

 向こうにMランドという人工島がある。人工島といえば都会の方のイメージが強いのだが、地方で造られているのは珍しいのではないか。「M」はMuroranの「M」だろうか。2013年に完成したそうだ。

 ここから測量山に向かう。室蘭市内のマップも発見。

 5月4日に訪問したのだが室蘭でも苫小牧と同じく、桜が咲いている時期だった。

 道道を離れて測量山の山頂へ。ここまでも急坂続きだったが、さらに坂がきつくなる。

 測量山山頂から景色を楽しむ。この日は祝日なのだが、工場からは朝から煙が出ている。

 官公庁やホテルの並ぶ入江町。

 JR室蘭駅周辺。左側の室蘭新道高架橋も延伸可能な構造なのが上から見ると分かる。人口減少など、現在の状況をみると延伸はできないだろうが。実際に走ってみても、室蘭市内は昔より人口が半減したこともあり車線数は余裕があり、渋滞や混雑は全く感じられなかった。

 フルブレーキで急坂を下る。他にも車を1台見かけた。

 道道に戻ってきた。

 未舗装路なのだが自転車歩行者道の標識を発見。「この先70m」と書いてあったので覗いてみる。自転車歩行者道に繋がっているのに轍があるのが気になったが…。

 70m先の様子。どこに繋がっているのか?何のための道路なのか?謎が残る。

 廃団地を発見。団地育ちの自分にとっては初めて訪れる街なのに懐かしさを感じた。

 下り基調で室蘭市入江町へ。途中で大きな屋内駐車場を見かけたが、見た目からして昔は工場として使われていそうだった。

 高層の団地は所々で見かける。

 少し脇道散策。大きな車でも入りそうな車庫を発見。

 1階が車庫の物件が多く並んでいる。

 ここの右側も昔は建物があったのだろうか。

 昨日も来た大町商店街を走る。ゴールデンウィーク期間中とはいえ、人をほとんど見かけない。

・港町
・重工業が盛ん
・古い商店街が残っている(歩道部分に屋根付き)
 このあたりが愛媛県の今治に何となく似ているようにも感じる。

 銀行の跡。窓の四隅が丸い。

 「若さとよろこびの中心 ムロランコア」 今ではシャッターが閉まったまま。

 創成館跡。ここは札幌通りという名前らしい。

 国道37号に下りてみる。ここにも古いビルを見かけた。

 ずっと走っていくと入江高架橋につながるようになっている。高架橋部分だけではなく、手前から自転車と歩行者は通行禁止。ここが国道36号と国道37号の境となっている。

 この辺りは会社の建物やホテルなどが多い。ホテルは皆古いが、今でも出張需要で残っているのだろう。室蘭の産業が昔と比べて衰退した今、稼働率がどのくらいなのかは気になる。

 セブンイレブンで買い物。部活の遠征と思われる中学生でにぎわっていた。

 国道36号入江高架橋。ここから白鳥大橋方面の高架橋(自動車専用道路)部分も、都市計画決定はされているので高架橋(自動車専用道路)部分も室蘭市の都市計画図には載っている。

 上の写真の交差点の反対側を撮影。幅員に余裕があるので高架橋を造ろうと思えばいつでも設置できる状態。

 旧室蘭駅舎へ。D51 560が展示されている。

 駅内部は改装されている。

 室蘭の産業に関する展示、昔の鉄道に関する展示が充実していた。

 座席は昔の鉄道のものを流用している。高校生の頃の通学列車もこういった座席だったので懐かしい。

 「美しい店のある街 浜町小路へ」

 室蘭駅前を通り、地球岬方面へ。

 地球岬に向かう道も急坂。一気に市街地から丘の上へ。

 ここでe-bikeに乗った地元の人に話しかけられて、「この先の道はずっと景色いいよ」と教えてもらった。愛媛県から来たという話をしたらもちろん驚いていた。

 山の向こうに集落がうっすらと見える。

 地球岬までの道は広くなったり狭くなったり繰り返し。

 地球岬に到着。サイクルラックが設置されていたが、強風なのもあり自転車は見かけない。

 地球岬の展望台へ。

 チキウ岬灯台へは一般人の立ち入りはできない。上から眺めるだけ。

 標高が高く、反対側も眺めがよい。

 地球岬という名前にちなんだ地球のモニュメント。

 室蘭では焼き鳥といえば豚肉。焼き鳥定食を注文した。おいしかったが少し量が足りない…ということで肉まんを隣のお店で注文。

 室蘭八景金屏風へ。

 このあたりの海岸は「ピリカノカ」と呼ばれている。おジャ魔女どれみの歌が思い浮かんでしまった。

 ピリカノカをバックに撮影。

 反対側を見ると住宅街が広がる。

 風が強く木は生えない。草原の中を進む。

 道道919号中央東線で室蘭の南側を走る。

 室蘭新道の高架部分が見えた。

 向こうに見えるのは日本製鉄の工場。

 白鳥大橋方面を撮影。

 草原が終わって再び住宅地の中へ。

 道道にしては狭い道が続く。久しぶりに1車線の道路を走ったように感じる。

 東室蘭方面の街並みを眺める。

 坂を下って、国道36号と37号の交差点へ。標識が高速道路のようなフォント。

国道37号:室蘭~洞爺湖

 国道37号で洞爺湖方面へ。室蘭の散策が楽しくて思ったよりも時間を使ってしまった。時間はもう12時を過ぎている。左には東京近郊のニュータウンにあるような古い高層マンションがあり、北海道の地方都市とは思えない風景。

 「53-H-1」という建物番号からも、S53年建設なのだろうか。そうだとしたら現在は築45年。

 北海道らしく廊下はすべて建物の中。

 今では東室蘭駅前のほうがホテルも充実している。じゃらんや楽天トラベルで調べても、東室蘭駅周辺のホテルばかりが出てきた。
 この辺りに泊まることも考えていたが、天気がよさそうだったので室蘭旧市街近くの公園で夜を明かした。

 マンションも多く建っている。

 JR本輪西駅は駅舎がバスの待合所のような形の新しい駅舎になっているが、こ線橋はそのままでミスマッチを感じる。

 すぐ横に旧駅舎を発見。もう封鎖されているようだ。

 国道37号は室蘭本線に並行する。

 アップダウンを繰り返しながら室蘭市街地の北を進んでいく。

 白鳥大橋と分岐。

 左側は白鳥大橋からの合流。ここが怖かった。

 室蘭本線と交差する。

 カレーを出しているレストランがあった。さすがに2回目の昼食というわけにはいかないので、ここではアイスを買って食べた。

 食べながら景色を堪能。駐車場横にあった「白鳥湾展望台」からの眺め。

 手前は楢崎製作所、奥は五洋建設の工場。

 ジェラートスコップ、というお店。スコップの形をしたスプーンで食べる。

 白鳥大橋を眺める。

 白鳥湾の南側の街並みが見える。数時間前まではこの辺りにいた。

 白鳥大橋に関する看板もある。

 自販機は室蘭の夜景がプリントされている。

 ここで伊達市へ。時刻はもう13時。走行方向が変わったので、襟裳岬に向かう黄金道路以来3日ぶりに風向きが追い風に変わる。今まではずっと向かい風で20km/h出すのも一苦労だったが、この辺りまで来ると25km/h程度の順調なスピードで進んでいく。

 黄金駅という縁起がいい駅名。

 ここで国道を離れて旧道へ。

 津波浸水予想地域の標識。この辺りは景色があまり変わらず、平坦で走りやすかった。

 伊達紋別の市街地へ。

 ここでいったん立ち止まり、翌日に泊まろうと川汲温泉の宿を電話で予約しようと問い合わせたが空いていなかった。川汲温泉は以前から行きたいと気になっていたが仕方ない…。そのため、翌日は鹿部町の温泉旅館で泊まることに。

 伊達紋別の市街地を進む。オホーツク海側に「紋別」があり、日高地方にも「門別」(日高町)があるので同じ読みの地名が道内に3つもある。

 国道37号に合流。

 桜並木が見えた。気になったので行ってみよう。

 胆振線の跡地にある桜並木。サイクリングロードとして整備されていて、人も多く歩いていた。GW期間中、そして桜の見頃だったため賑わいを感じた。今年は桜の時期が早く、年度末の繁忙期の仕事が落ち着いた4月初めに有給休暇をとって自転車で高知に花見に行ったら桜がすでに散っていた、ということがあり花見ができていなかった。


 国道37号で洞爺湖方面へ。アップダウンが多くなっていく。

 洞爺湖町に入る。

 「道の駅あぷた」にて。洞爺湖も今回の旅で行こうとしていた場所の1つなのだが、その近くには噴火で放棄されたインターチェンジ跡と廃道がある。以前から気になっていた。

旧虻田洞爺湖IC・とうやこようちえん

 キャンプ場のチェックイン時刻が迫っており、ここはあまり滞在せずに再び走る。国道37号を離れて洞爺湖温泉方面の道道へ。ここは国道230号の旧道。

 丘を登っていく。

 前方に見えてきたのは道央自動車道。

 「長万部 室蘭」という標識が現れる。

 「土地利用者募集」の看板が貼り付けてある。NEXCO東日本もこの土地を手放したがっているのだろうか。

 ここから先は通行止め。

 通行止めのバリケードの向こうをのぞいてみると、今でも防護柵が残されていた。

 「虻田洞爺湖2km」との案内がある。これは現在使われているICのもの。2kmほど長万部側に移動した。

 通行止めなのでここで引き返す。

 ここがICへのアクセス道路だったのもあり、標識は「函館」など遠い場所も案内している。

 噴火遺構の「とうやこようちえん」を目指す。

 幼稚園跡に向かう途中に道央道が見えた。

 旧虻田洞爺湖ICには「ここでは出られません Do not enter」の標識が2つあった。

 高速道路をまたぐ橋は「いずみ大橋」という名前で1994年12月に日本道路公団により建造。

 この道幅で30km/h制限は違和感がある。ここで右折して幼稚園跡へ。

 「高・中速車」の補助標識。まさかここで見かけるとは思わなかった…。

 道はここで途切れ、右には幼稚園跡。古い3ドアランクルに乗ったカップルとすれ違う。

 幼稚園の敷地内へ。

 使われなくなって年数がたっており、建物内からも木が生えている。自然に還り始めている。

 幼稚園のバス。

 説明書きがあった。ここは2000年まで使われていた建物のようだ。

 こちらは道南バスの車両。

 遊具は残っているのだが、遊ぶ子どもの姿はない。

 幼稚園の送迎バスの内部も見てみる。

旧とうやこようちえん~グリーンステイ洞爺湖

 さて、キャンプ場に向かおう。

 高速道路は遥か下に通っている。

 廃ICが一望できる。

 海側を見ると虻田の街並み。

 高速道路をバックに自転車を撮影。よく似合う。

 洞爺湖が見えてきた。

 急な坂を下って洞爺湖の温泉街へ。今回はここには泊まらず、7km先のキャンプ場を目指す。チェックイン受付は18時までだが到着はギリギリになりそう。

 キャンプ場に向かう前にコンビニへ向かう。

 正面に見えるのは羊蹄山。

 洞爺湖温泉の辺りは高級そうなホテルが多く並んでいる。

 時間が遅く、土産物店などはほぼ閉まっていた。

 ここからはノンストップで湖畔を走る。景色がいいが、また明日の朝も長万部に向かうのに通る予定なので、写真はあまり撮らなかった。

グリーンステイ洞爺湖

 17時50分、キャンプ場に到着。テントを組み立てる。キャンプ場はファミリーでほぼ満員だったのだが、自分以外にチャリダーは1人も見かけない。まだ5月上旬という時期で、自転車で北海道を旅するのには早いのだろう。バイクの人たちも少なかった。
 二輪は1人700円という格安の価格設定。車で利用するのと料金や設営場所が分けられているのが良い。

 自炊道具を持ってきてはいるのだが、ガスがないのでコンビニで買ってきた豚丼をテントの中で食べる。

 徐々に暗くなってきた。

 桜が咲いていた。

 夜は花火の音だけが聞こえた。しかし、肝心の花火が見えない…。この日は寝る前に愛媛にいる恋人と電話し、それからシャワーと洗濯を済ませて22時就寝。明日は長万部へ。

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