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2022.11.19 新居浜~別子山~伊予三島

輪行:松山~新居浜

 富郷渓谷の紅葉が見頃と聞き、行ってみることに。予定では5時5分松山発の「しおかぜ」で新居浜まで行く予定だったが、起きたら6時。大急ぎで準備し、ギリギリ間に合う7時台の便で行くことにした。しっかり寝たのはいいが、この日没が早い11月だと出発が遅れることで走っている最中に日没を迎えてしまうのではないだろうか、というのが不安だった。
 朝8時26分に新居浜駅到着。よく予讃線で伊予三島や岡山に行っているが、新居浜駅で降りるのは初めて。
 この日は初めて、買ったばかりのGARMINを使うのでとても楽しみだった。

 ここで昼食も買ってしまう。本日の行先には店がない。

 新居浜駅にある「サイクルピット」(自転車組み立てスペース)で組み立てて出発。JR四国の主要な駅ではだいたい設置されているので、輪行の際にどこで分解・組立作業をすればいいのか一目でわかる。

 駅舎が新しく、市街地からも少し離れているので新幹線の駅のような雰囲気も感じる。

新居浜~大永山トンネル

 新居浜市を流れる国領川。大学生の頃にここの河川敷の橋の下で野宿したことがある。懐かしい…。

 県道47号新居浜別子山線へ。緩やかな登りが始まる。

 松山自動車道と交差。

 小さなつり橋を発見。

 ループ橋へ。「青龍橋」という名前が付いており、延長は2橋合わせて444m。ここで国領川を2回渡り、R=65mのカーブで回っていく。(愛媛県のHPに詳しい説明があった)

 旧道も見える。かなり急なカーブのように見えた。

 標高が上がっていくと色づきも見られる。

 写真を撮る人が橋の上に何人かいた。

 何度も川を渡る。この辺りは「別子ライン」という名前もついている。急坂を登っていく。

 谷の向こうも色づいていた。

 橋があった場所。ずいぶん狭かったようだ。

 「新殿小屋トンネル」【新】とついていることは旧トンネルも…?と思って覗いてみた。

 こちらは旧トンネル。

 気づいたら標高800m、最高標高地点まであと3km。

 よくこんな険しい地形に道路を通したな…と思うような景色。

 ヘアピンカーブの連続。

 トンネルの中で旧新居浜市から旧別子山村へ。

~旧別子山村役場

 最高標高地点972m。このあたりにライブカメラがあり、冬は積雪していることもある。真冬にスパイクタイヤを履いて登ってみたい。

 トンネルを抜けて別子山側は道幅も狭い。

 少し旧道に寄り道。

 自然に還りつつあった。標識は再利用できそうなほど状態はいいのだが…。

 下り坂が続く。

 旧村役場、駐在所、郵便局がある別子山村の中心部。2003年時点の人口は277人で、離島以外の市町村では全国で2番目に人口が少なかった。さらに人口は減り、2022年現在では125人ほどとなっている(テレビ愛媛の記事より)。

 「電話二番」と書かれた看板のある旅館。電話番号が一桁だった、ということなのか?

 ちなみに似たような例は奈良県の山奥で見かけたことがある。

~富郷渓谷

 「高知県大川村」と書いてあるが、この高知県に向かう道は県道ではない。少し離れたところにある「高知伊予三島線」は途中で分断されている。

 別子山にあるもう1つの集落。ここには小中学校や資料館、公民館がある。

 資料館の内部へ。別子山の自然や文化に関する展示が充実していた。この別子山地区はかつて、人口が1万人を超えていてとても栄えていた。

 三島まで27km。この日は国道319号経由で川之江に出て、三島に向かうので少し遠回りする。

 ここから四国中央市。この看板は「伊予三島市」と書かれた看板の上から貼りかえられているようだった。

 富郷ダムの上の道路を進む。

 「てらの湖畔広場」にて。移設された古民家や神社がある。レストラン「湖畔のやかた」は休業中だった。そのため、現在では富郷ダム周辺では食べるところがない。

 藤原大橋より。橋の下に下りる道もある。

 先ほど通った藤原大橋を下から眺める。

 富郷渓谷の戻ヶ嶽付近にて。

 紅葉には少し遅かったか。高さ60mの岩壁。

~平野橋(319号分岐)

 再び走り始める。道沿いを流れているのは銅山川で、徳島県に向かって流れている。徳島県側では「伊予川」と呼ばれている。

 落ち葉がとても多かった。

 ここは直進し国道319号へ。左に行けば法皇トンネルや具定展望台、伊予三島。直進すれば愛媛を代表する酷道。(まあ左側も狭い道だが…)

~堀切トンネル

 ガードレールはない。この道の下は柳瀬ダムのダム湖「金砂湖」。9月にカヤックを持ってきてここで漕いでいた。

 この狭い道が国道という証拠。同じような景色がずっと10km以上続く。

 昔はこの辺りも人が住んでいたのだろうか。数軒の民家があった。

 崖の下を走る。見た目からしても災害に弱そう…。

 橋の痕跡を発見。この下の川もカヤックで来た。

 「仙龍寺」という寺。険しい崖の上に建っていて、通る度に行ってみたいと思うが行ったことはない。

 堀切トンネルまではもう少し。

 ここを左折し川之江へ。

~伊予三島

 堀切トンネルを抜けて国道192号へ。ここは頻繁に通る道なのであえて写真を撮らず、ほとんど立ち止まらずに川之江まで走った。

 伊予三島へ。前回は伊予三島太鼓祭りのときに来たので賑わっていたが、この日は閑散としていた。

 18時、伊予三島駅に到着。自転車を分解して、それから次の特急まで1時間ほど待っていた。この日の走行距離は約90kmだった。

輪行:伊予三島~松山

 20時半に松山駅到着。乗車した列車はアンパンマン列車だった。今回は伊予三島~松山の間は頻繁に行き来することもあって回数券(4枚で12,000円)を買っているためそれを使ったのだが、「スマートえきちゃん」のチケットレス切符の導入で廃止されるのだとか。

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