空っぽの安心（ダイエット大好きＪＫ⑫）

（姫那のインスタに「いいね」をつけた「空」という人のブログ記事）

こんにちは、空っていいます。
いちおう「そら」って読んでください。
拒食持ちの大学生で、ここでは趣味でやってる詩を発表していけたらって考えてます。

最初に公開するのは「空」という詩です。
ここからペンネームの由来みたいなものも伝わるんじゃないかと思うので。

「空」

わたしは空が好き。

見上げるとそこにある「空」もだけど、それだけじゃない。

「空虚」の「空」でもあり「空っぽ」の「空」でもある「空」。
なんにもないっていう意味の「空」。

わたしもそれになれたらいいな。

だから、おなかも空っぽがいい。

何も食べないか、食べても外に出して、自分のなかを空っぽにする。
本当の意味での空っぽには、生きてる限り、なれっこないけど、
空っぽに近づけるなら、それがせめてもの安心だから。

生きてる意味すら何もないわたしには、それがお似合いだ。

そうしているうち、命も空しく消えるはず。
この重すぎる肉体も燃やされて、煙になる。
煙になって空にとけるんだ。

そう思いながら眺める空は、わたしがいつかたどりつく場所。
永遠の安心を約束してくれる場所。