心は実年齢に追いつこうとさえしない~かすみ嬢の居場所(60)


 興味深いツイートを見つけた。

「食べない子供だった。食べることが気持ち悪かった」
 という方の回想。

「口の中でものを咀嚼することがすごく気持ち悪く、皮肉なことに食べることそのものが私にとって食欲を失わせる行為だった」

 名文だと思います。
 食べることに慣れなくなると、特に固形物は、咀嚼音も咀嚼の感触も、それを嚥下するとき喉を通る感覚も、全部きつくて嫌になります。頑張って食べようってなっても、ごめんなさい無理です、ってなるの。この方の幼少期の感じ方は、今の私ととても重なるものがあるなぁって思います。

 下ネタを食事中に話されると食欲が減退することが書かれていて、それも共感の嵐です。
 食事中の話題、考えること、その他もろもろたくさんの事柄にたぶん敏感に反応してるんだなと。私の我儘ですが、なんか食べられないって思っちゃう。

 でも、この方は、
「あるとき突然、食事をすることの気持ち悪さよりも食欲が勝り、ご飯の美味しさに気付き、今では何が気持ち悪かったのかも思い出せなくなってしまった」
 という。

 たぶんそこで、この方は大人になったんだろうなぁとしみじみしました。   私は逆戻りしてる、そんなことを思います。

 私は今19ですし、自分の年齢はわかっています。でも、心の何処かで何故か、17歳とかですらすごく大きな大人に思えて。
 私自身の感覚として、私は私の中でまだ9、10歳くらいなのね。いつのまにか図体だけが大きくなってしまって。
 心は実年齢に追いつこうとする素振りさえ見せようとしない。

 それにしても、食欲って何かしらね。

「偽の食欲」って、一時期流行ったじゃない?
 今、お腹が空いていても、少し運動して消えていたらそれは偽の食欲ですって。でも、そのやり方を実行したら、私の場合、全部が全部「偽」になっちゃう。
 何が真で何が偽か、誰だってわからないもの。

 食欲なんてないのかなって最近、少しだけ思うよ、拒食期だからかな。

 おかげで、今朝、BMIがひとケタに入りました。
 最低でも1時間に一回は体重を計っているのだけど、このまま寝れば、今日はずっとひとケタだったことになる。
 ただ、これまでにも一時的に下回ったことなら何回かあったの。でも、それはそのとき、脱水状態だったりしたから。幸運のBMIひとケタ、って感じで。
 それは私の真の体重じゃない気がして。

 だから、念願が叶った、とはまだ言えない。

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