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保育園での調理

保育園の調理師

毎朝水質検査(pH、残留塩素のチェック)からはじめ、納品される食材の温度の記録、ノロウィルスへの処置方法。
そして、アレルギー児への給食管理。
未満児(3歳以下)や中期食(0~1歳)によって食材の細かさや味を変えること。
びっくりするほど衛生的な環境、そしてまさかのコンベクションオーブン。

特にアレルギー児への気の配り方は尋常じゃない。
レストランで働くのとは違う刺激のもと働いている。

そしてイタリアでも感じたけど、そこで一緒に働いてる主婦さん(お母さん)達っていうのはとてつもなく強いなーって思う。長くなるので別の機会に。

でなぜ保育園か?
増加していると言われる《アレルギー児》のこと、そして実際にどういう調理をして対応しているか学びたいと思ったこと。
それと、保育園での《食育》って現場では何してるか学びたいと思ったこと。

イタリアに行って日本の食ことあんまり知らないなーって感じたんよね。

で、日本人らしさって何なのかなーって感じてね。
そんなこんなで保育園で腕ふるってます。

保育園って市が管轄したりすると献立とかがある程度決められてるらしいけど実際は各園によって独自に決められてるみたい。
そして驚いたのはマクロビ(動物性の食材不使用)だけの給食だすとこもあるんだって。
知らないこと多いし、園によって本当に調理の仕方もさまざまらしい。

今働かせて頂いてる保育園では、1歳児いかには、その日に取ったいりこと昆布のお出汁を飲ませている。
春先は味噌作ったり、梅干し作ったり。
いつの間にかこうやって日本の食文化が受け継がれているんだなって思う。
そして、親御さんむけに食育(お出汁の取り方や、意味などなど)も定期的にしている。
例えば昆布は水溶性食物繊維であることや、栄養素の構図が母乳に近いんだって(要はグルタミン酸たっぷり)。
とにかく多くのことを学んでいます。

とりあえず近況報告ということで。

そして、32歳の4月頃にオープンする予定です

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子ども達って正直だから、美味しくないとごっつり残すんだよね。
そういうことは経験無いけど、やっぱり綺麗さっぱり返ってきた食器って嬉しいよね、そして一人でちょこちょこっと近づいてきて『給食の先生いつも美味しい給食ありがとう』っていきなり言われるとかなり嬉しいよね。
おっさん泣きそうになったもんね笑

本当に場所って関係無くて、目の前の人に届けることができる方が自分には幸せやなー

北海道から福岡まで南下しながら食文化を感じる旅をしています。 イタリアを放浪して、その土地どちで食文化や、歴史的な背景が違いを感じました。 日本の文化を次の世界に残したいと思います。 交通費、滞在先の飲食に遣わせて頂きます。 途中、寄ることができればお食事も造らせて頂きます!!