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[読書記録 vol.14]反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」


友達にどんな本か簡単に伝えるとしたら

将来の不安とか、嫌な人との付き合いとか、してしまった失敗のこととか、日々ストレスに付き合って疲れまくってじゃん、俺たちって。
そのストレスを解決できる方法があるよって言われたらどう?怪しい?(笑)
それは「原因にいちいちムダな反応しない」ということなんだ。
仮にそれらのことが起こっても気にしなかったらストレスにもならないって、言われれば当たり前だよね。
ただ、なかなかそんな境地に辿り着けないよって人が大半だと思う。
その境地に辿り着いた数少ない人が人がブッダなんだよね。
ブッダって神みたいな存在みたいに思っちゃうかもしれないけど、めちゃくちゃ合理的なただの人なんだよね。
宗教になっちゃうと少し怪しい印象もするけど、でも合理的に考えまくった人が辿り着いた境地って聞くとちょっと聞いてみたいかもってならない?
それで少しでも日々のストレスから解放されるのであれば、試してみてもいいかなって思ったんだよね。

書籍概要

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
著者:草薙龍瞬
初版発行日:2015/7/29
出版社:KADOKAWA
kindle unlimited:あり(投稿時)
kindle:1,287円(投稿時)

マーカー引いた箇所、メモ、気付き

理解する
・この本で最も繰り返し言及される最も大事なことは
「感情的に反応する前に、その状態を自分で理解してみよう
・「今自分は◯◯なストレスを感じている」→「このストレスの原因はなんだろう?」→「どうしたらこのストレスを無くすことができるんだろう?」と考える
・悩みの正体は「心の反応」である
・苦しみの原因は「執着」である
・執着とは「喜びを求めてやまない、求める心」である
・求める心は際限がない→執着する
・それが良いとか悪いとかではない。そもそも心とはそういうものなのだと理解する
・人がいつまでも悩みから抜けられないのは自分の心の状態が見えていないから
・心の状態を見ることを習慣にするだけで無駄な反応を抑えられる
 ①心の状態を言葉にする。口に出すとなお良し
 ②身体の感覚を見る ex)心臓がバクバクしているな、ちょっと深呼吸しようか
 ③それを「貪欲」「怒り」「妄想」の3つに分類してみる

判断しない
・良い・悪い、好き・嫌いという判断することをやめる
・判断とは頭の中にしか無いから「妄想」である
・判断すること自体が、わかった気になって気持ちがいい、認められた様で気持ちがいい、私が正しいのだと思えて気持ちがいい。その結果執着してしまう
自分は正しいという判断から離れてみると執着しなくなる
・人は自分の考えを正当化してしまいがちだけど、何が正しいかは人それぞれ。自分ではコントロールできないと考える
・正しい理解とは何も「正しいと判断しない」理解。ただの真実であり、かつ有益であること
・これ以上悩みたく無いのなら、判断から足を洗うに限る
・つい判断してしまうからの卒業
①まず「あ、判断した」と気づく
②自分は自分、人は人と考える
③いっそのこと素直になる
・自分は偉い、正しいという(他人と比較し思い上がること)が出来上がると周囲との間に壁ができ、人と分かり合えなくなる。何か言われると否定された気になってストレスが溜まる
・このストレスは周囲が原因なのではなく「自分は正しい」という思い込みが原因
・自分が正しいと思っている傲慢な人には「ただただ反応しない」が正解。「あなたにとってはそれが正しいのですね」と理解する
・自分は正しいと思い続けたいのか、正しさにこだわらない素直な自分を目指したいのか。人の話を聞ける素直な人の方が魅力的だと思いませんか?

自分を見る
・自信が欲しい=「自分はこれができる」「必ず成果を出せる」という勝手な判断。そんなことは誰にもわからない=妄想
・自信が欲しいではなく「今できることはなんだろう」と考える
・逆に自信がない人は「頑張らなきゃ」という判断から降りてしまおう。とりあえず「やる」だけでいい
・他人からどう思われているんだろう、などはコントロールできないただの妄想
・瞑想時は、目を閉じてただただ自分の心の状態を見る
・失敗してしまった過去を引きずることは「過去の記憶に反応している」状態。
ありもしない未来の不安などは、全て自分が勝手に作り上げた妄想。
捨の心=欲や怒りという反応に気づいて、ストップをかける心がけ
・嫉妬から自由になることは「相手は関係ない」と考えて怒り=妄想からも降りる。「皆んなよく頑張っているな」と考える。
・自分ではコントロールできないことに反応してもしょうがない
・「自分には大切な目標がある」「どうしても結果を出したいことがある」というのなら、なるべく反応に逃げない、欲に逃げない。その代わりに「感覚を意識する」こと。呼吸を感じるだけ。もしそれが退屈ならそれを退屈を感じないように平気になることをまず最初の目標にする

感想

「反応しない」といことは「何も判断しない」ということだと、自分としては理解した。
「何も判断しない」状態とは、良し悪しを自分で勝手に決めずにただただ
その状況を理解する、ということなんだけど、日々のコミュニケーションの中でそれを随時行っていくのはまだまだトレーニングが必要だと感じた。

まず僕ができることは、何かあった時に「何も考えない」「心を無にする」というある種その瞬間だけ「シャットダウン」してるような状態になることだった。
その他にも何かあった時に「自分の呼吸に意識を向ける」をやると相手のことを忘れてイライラがなくなる。ほとんど相手の話をきていない状態になる(笑)
この本を読んだ後に、普段だったイラっとしたりするシーンで「何も考えない」っていうクッションを一度入れてみたらめちゃくちゃ楽になった。

ブッダが言ってることって神や天地創造などの宗教チックな話が無くて、ただただ日々のストレスからどうやって自由になるのか、ということだった。
そんな合理的な人だったということが知れてとても興味が湧いた。
聖☆おにいさん、また読んでみよ。


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