可愛いではなく、カッコいいを目指せ

年下男性と付き合うと、つい年齢のコンプレックスから若作りをしがちなのは、これまたあるあるなわけですが、友達からも後輩からも、完全にドン引かれているくらい、マツエクやり過ぎてても、もう自分ではわかんなくなっちゃう、なんならつけ放題コースにしようかなくらい考えてる、一度若作りの沼にハマると、なかなか抜け出せない怖さがあります。

みなさん、こんにちは。ふぐ子です。

年下の彼から「可愛いね」なんて言われるので、さらなる可愛さの高みを目指し、せっせと見た目に時間とお金をかけるようになるのは、仕方がないことですが、そもそも彼の言う「可愛い」はどういう意味なんでしょう?そこを間違うと、彼が全く望んでいない方向に制御不能にあなたは突き進み、しまいにはもう彼から姿が見えなくなってしまった…なんてことになりかねない。そうならないために、確認しておきたいのが、1.彼にとっての「可愛い」とはなにか 2.若作りについて彼はどう考えているかの2点になります。最も気を付けたいのは、彼が「今のままでいいよ」とか「ありのままでいいよ」と言った時で、「今のまま」と言われたらそれは文字通り「今のまま」なので、必死に現状維持だし、「ありのままで」と言われても、やりたい放題、太りたい放題、老化に対するリスクマネジメントは一切しない、という意味だと思うと、後でとんでもないしっぺ返しをくらいますからね。

みなさんに当てはまるということは言えないのでアレですが、「年上の女性と付き合う男性は、甘えん坊である」というのは、必ずしも正解ではないわけですが、「男性に向上心がある」というのも、必ずしも正解ではないものの、結構多いと思います。(ふぐ子調べ)

正直、超年上女性を好きになる時点で、同年代の女性にはないものを求めているので、その多くは母性より私は、圧倒的なカッコよさと、それとは真逆のギャップに惚れているんじゃないのかなと思っています。

なのに、付き合ってしまうと、「可愛い」に100%軸足を置いてしまう人がいて、残念になります。あくまでも、彼が好きになったあなたでいる方がいいのです。二人っきりの時は、可愛い奥さん、恋人でいいでしょうが、玄関を出る時は、彼が金縛りにあってしまうくらいのカッコいいオーラを放って、仕事に出かけてください。その辺の(失礼)20代の女の子が真似したくても真似できない、大人の色香を放ってやるのです。これでも、くらえーーーー!!と。

そもそも、世間知らずでピュアな女の子がいいならあなたと付き合うわけがない。そうでしょう?だってあなたは百戦錬磨なんだから。自分にないものに焦がれるあまり、自分を見失い、あちらに寄せてどうするつもりなのかしら。寄せて上げるのは、最近下がり気味のバストだけにしてください。まして嫉妬するだなんて、まったくもって時間とエネルギーの無駄です。

いいですか?三度の飯より強みの強化です。弱みの克服になんか1秒も使わない決意をしてください。

いや、いいんですよ。本当は使っても。彼が太った女性が嫌いなのに、太ったままでいる理由なんてありません。今年こそTOEIC850超えしたい?それはなんか、キャリアとかの話かもしれないけど、もちろんどうぞやってください。むしろやってください。じゃぁなぜ私が弱みの克服なんかに1秒も使わない覚悟をと書いたかというと、ないものばかりに目を向ける人は、自分の強みをないがしろにする傾向があるからです。ほっとくと不毛なことに経済と時間を費やしてしまうからです。今持ってるものだって、そのままにしておけば、失ってしまうかもしれないのに。

だから若い子たちのようになろうとする必要など1ミリもない。彼が変ってしまって、ロリコンに走ったらそれはもう好きになった彼ではありません。もう彼はいないんです。死んだんです。そこにいるのは幻です。

向上心のある男性は、あなたに追いつきたい、追い越したい。認められたいと思って頑張るのです。そして、いつかあなたは追い越されます。本当に追い越されます。どんなにあなたが頑張っても追い越されます。年の差の宿命です。それでも生き方をかっこよくすることは無限にできます。彼に決して追い越されない、その生き様をみせてやれます。それには魂を磨くことです。

本来可愛さとは、若さではないのです。でも簡単だからそこを結びつけてしまう。

こんな偉そうなことを言っていますが、私もかつて失敗しています。いい年してクラブで踊るのが大好きなので、数年前夫と二人で海外のクラブに行きました。若作りしたつもりはないですが、ミニのワンピースにブーツスタイルで、自分としてはTPOはわきまえたつもりだったのです。ところが、家を出る時から夫の様子がおかしくなり、何かを言いたそう。スカート丈が問題なのかと思い尋ねると、スカート丈はむしろいいという。じゃぁブーツかと思えばそれもお洒落だという。何がダメなのかと尋ねている間にタクシーはクラブに到着し、ラウンジで寛ぎ始めた時、ようやく彼は言ったのです。

「ねぇ、なんでスカートフレアなの?ぜっんぜん似合ってないんだけど!」

どこかに穴はありませんか?あったら今すぐ入りたいんです。いえ、いっそ死んでしまいたい。

優しい彼は、「似合っていない」という表現で、オブラートに包んでくれましたが、みなさんはもうお気付きですよね。

そのワンピースは翌朝捨てました。

それではまたお会いしましょう。







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