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ピアノジストニアリハビリの経過

なんと、ピアノリハビリの記事は、ほんとに1年前、2022年2月ぶりだった。
この1年のことを書いておこうと思う。
4月終わりだかに、ファシアスリックテクニックの研修を受けて、そのご縁があって、ご厚意で会長の川西陽三先生の施術を定期的に受けさせて頂けた2022年だった。これは本当に感謝しかない。
川西先生は、ジストニア状況を実験的に見て下さっていて、そうした中、この症状が、右人差し指の末節部の皮膚刺激で生じる(ている)ことに気づき、ちよっと一筋縄には回復しない難解な症状だということがわかってきた。
それまでは、いずれよくなるものだと安易に考えていたところがあったのだが、皮膚刺激→不随意運動という謎な回路によって成立する症状であるとわかり、自分的には迷路に入り込んでしまった気分だった。
あと、トルーシュあきこ先生の体験レッスンに5月初めに参加し、指だけでなく、手首、前腕、肘の動きにも出現している可能性があるとわかった。特に手関節の背屈時により症状が現れやすいことに気づけた。あと、罹患している人差し指は虫様筋が働いていなくて、MP関節だけ曲げるポジションが取れない(長年のことなので関節拘縮を起こしてしまっていることも原因してる感じ)こともわかった。
これらは、ピアノ演奏と、もともとの原因の書字だけで生じた症状ではないように思え始め、日常生活上で生じる動作を探索し始めもした。
そうすると、日常生活上でもジストニア症状があらわれていることに気づき始めた。目立つところは、洗顔の時に右人差し指が伸びきらないとか、曲がってしまうとか、コップとか保持していたものを離そうとすると、力みが残ってうまく離せないとか、わずか日常動作で頻繁に出現していることがわかってきた。最近は、どんな動作にでも、わずかにジストニア症状が出現していることに気づけるようになってきた。つまり、わずかな筋出力の異常に気づけるようになってきたということですね…一番の問題はスマホだった。どうもこれがジストニア症状を悪化させたようだ。
その気づきはとても大事で、気づけないということは症状を放置していることになるので、悪化につながると思うので、動作に視点を置くより、筋出力の異常に視点を置くようにすると、気づきが得られやすくなるかも、です。
ピアノリハビリとしては、できるだけ、ジストニア症状なく演奏できることが目標になってくるのだが、難易度があがるほど、症状はでやすくなる。難易度っていろいろな尺度があるが、1つ、虫様筋と骨間筋を併用しないと難しいようなポジションを多様する曲は難しい。例えば、ショパンのエチュードの1とか、アルペジオを連打する曲。なので、日頃のトレーニングで、虫様筋と骨間筋をミックスで用いる動作練習とかしたりしている。
そのうち、ショパンのエチュードの1がスムーズに弾けるようになるとよいなと思う。

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