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マタニティ7ヶ月

不妊治療を始めたのが2019年の33歳の年。
それまでは自分のしたいこと、夫婦でしたいことを最優先にがむしゃらに日々を駆け抜けていたと思う。
仕事以外に趣味の海外旅行、国内旅行、飲み歩き、登山、マラソン、自転車などなど。
どこかでいつかは子供がある未来を想像しながら。

それが自力ではどうにも叶わないと気づいた2019年。
そこからの今までの道のりは非常に険しかった。長い長いトンネルの先に一筋の光があると信じて、良いと言われることは全て行ったつもり。
そして今年の7月に妊娠することができた。36歳年女。
不妊治療をしている全ての方に妊娠してほしい。と心から願っております。

そんな私もあれよあれよと妊娠7ヶ月目を迎えた。
切迫流産を乗り越え、正社員として働いている。制服もマタニティ服を着るようになってから、職員スタッフからの温かい言葉が体に染み渡る。

かけてくれるいろんな言葉
「一人目の産休前が一番幸せ」
「これからが大変よ。こんなに幸せなのは今だけ」
「産んでから本当に大変だから」
「やりたいことは今のうちにね」
「子供がいると自分の時間ないよー」
特にママさん達は色んな経験をされているので、かけてくれる言葉もそれなりに重い。

でもね、でもね、
なんだかちょっと違うんだよなー。

私が不妊治療をした結果、妊娠していることは、ほとんどの人は知らない。
だから自然にできたと思っているんだろうけれど。
これまでの過程でそんなことは何十回、何百回も考えたし、想定してますよ。
そんなこと、百も承知で妊娠することを一番に願いながら生活してきたからね。
子供が欲しくて
子供を育てたくて
この選択をし続け、祈り続けてきた妊婦と
自然妊娠妊婦とでは、少々わけがちがうのではないか。
少し感じたのでした。

不妊治療をしていくと 
「子どもは授かりもの」「子どもは奇跡」
ってのが、痛いほどわかる。
この先の子どもとの向き合い方も変わってくるんじゃないかな。

新しく誕生する命の重みを痛いほどわかるから。


予定日まであと100日。
ちゃんと無事に産まれてきますように。

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