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コロナ前とコロナ禍での学生の変化について -スポーツトレーナー版-

おはこんにちこんばんは。
最近は野球をやる機会も多く、肩肘が痛いBeing BaSE株式会社の笛田(フエタ)です。
今回は、年間100名以上の学生と話をする私が思う、スポーツトレーナーを目指す学生がコロナ前とコロナ禍でどう変わったのかを述べていきたいと思います。
あえて攻撃的な言葉もありますが、主観と客観を踏まえた上で真剣に書いてます。俺は違うぞ!って方はそのまま突き進んでいただきたいなと思います。

-目次-
1.情報,人脈,求人はオンライン化している。
2.オンライン化したことによる弊害。
3.情報を得ることが無料に…
4.学生の変化について
5.最後に-トレーナーを目指す全ての方へ-

新型コロナによる影響は、学生の心理面に大きな影響を与えていると感じております。それは社会の作り出した環境が全てであり、学生自身が悪い子いうことは全くないので、今後の活動の糧にしてくださると嬉しいなと思います。

1.情報,人脈,求人はオンライン化している。

直接会う機会が減り、SNS上で知り合い、オンラインで顔合わせをして、オンライン上でそのまま現場案件をもらう。というケースがものすごく多くなってきています。簡単にいうと、マッチングのプラットホームなんぞいらず、SNS上でそれらが完結しているという状態なのです。
実際に、スポーツ業界以外でもTikTok採用やTwitter採用など、正社員の募集ですら現在のSNSには情報が飛び交っています。
なんなら、学校でみる求人というのは企業が専門学校側にお金を払って広告してもらっていて、学校側ももらっているからにはおすすめせざるを得ないという状態なので、ぶっちゃけなところSNS上での求人が最も信頼性の高いものになってきているようにも思います。
この求人のオンライン化は素晴らしいものだと思いますし、実際に現場に行けるチャンスはあるのだと希望を持ち続けてモチベーションを維持できる環境は良い点だと思います。

2.オンライン化したことによる弊害。

1.で述べたように、オンライン化したことによる恩恵は大きくありますが、弊害ももちろんその分あります。
一番に思うことは、「情報」に偏りが出ているということ。
好きな情報を多く受け取るようになることで、苦手分野や現場に出る上で大事なことを忘れてしまうケースが多くなっていると感じています。
また、あるスポーツに特化したトレーナーがSNS上で多く情報発信をされていて、その内容はトレーナーよりも指導者が行うようなことが多かったりもします。
例えば、フォームの改善などが悪だとは思わないですが、スポーツトレーナーのするべきことは「コンディションを整えること」「現場における様々な危険から選手を守こと」など。もっと地道なところに真の価値は存在すると思っています。
諸々行き着いた先にフォーム改善はありますが、それは指導者や本人との協議を重ねた上で、できる範囲で介入するものであって、トレーナーが率先して行うものではないようにも思います。

3.情報を得ることが無料に…

1.2でも述べた通り、情報を得る場所がSNSであり、それらは無料で見ることができる。これが当たり前になり、かつては全てが有料であったセミナーも無料で集客をするというのが一般的になってきました。
しかしながら、ここで知ってほしいのは…無料なのは戦略の一部であり、より多くの人を集客していきたいからであって、本当に重要な部分は有料会員の方で聞いてくださいねっていうオチになるんです。そりゃそうですよね。
いわゆるフリーミアム戦略ってやつです。*ググればすぐ出てきます。
という情報が無料化してきている世の中の流れに逆らって全てを有料で行ってきている弊社ですが、それは1つの信念である「情報」には価値があると思っているからです。
そりゃー講師の方が数年、数十年を積み重ねてきたものをまとめて話をしてくださるのだからそれなりの価値がつくはずなのです。
これら情報が無料orより安価になったことで、有料だと嫌煙する学生が増え、より大事な内容のセミナーが流されていってしまう傾向があるのではないか?と考えてしまうことがかなり多くあります。

4.学生の変化について

コロナ禍に入ってからの学生は
将来の自分に投資をする。という感覚の人が少ないように思います。
理由は簡単。投資をすることで得られる経験を活かす場所、環境が少なかったから。高校も申請書を書かなければ校内に入ることすらできず、気軽に母校に赴くことも難しくなり、クラブチームなども感染対策で新しく人を入れることを拒んでいたためです。
コロナ前の学生は、海外研修があれば20名の定員が埋まる。
少人数制の海外研修の話があれば即日で定員が埋まる。
お金の方は決めた後に親に交渉する。
現場案件があれば、多少遠くてもすぐに反応がある。などが当たり前にありました。
グループLINEに流したら5分後に見た人はもう手遅れってことも多数あったくらいです。今はどうでしょうか?
最近だと月額40万円払ってでも来て欲しいという案件が流れたり、プロチームの案件が流れたり、、、新しいことに挑戦するということ自体の感覚がなくなってきてしまっているのではないでしょうか?

5.最後に-トレーナーを目指す全ての方へ-

トレーナーというのは厳しくもやりがいのある職業です。選手ではなくとも、チームとして、個人として喜びを分かち合える存在です。
また選手が怪我などで孤独になってしまいそうな時にでも寄り添える存在です。
ただ、安定した職業ではありません。基本は単年契約を毎年更新するような形になります。これはアスリートと同様です。
みなさんは自分が選手時代にプロから声がかかって行かないという選択肢を取りますか?きっとプロ入りすると思います。
どんな環境でも今目の前にあるチャンスは2度とくることのないものかもしれません。後悔しないようにガンガンチャレンジしていきましょう!
〇年後にやりたいです?
いやチャンスがあるなら明日からでもやろう。

チャレンジしていきたい方、
サポートは任せてください。

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