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『一途』が足りない。

私は彼氏ができると分かりやすい女子になる。
誕生日もクリスマスもバレンタインデーもちゃんとやりたい。
でも彼氏によっては、そういった女子恒例の日に意識がない人だっていた。
それはそれでしょうがない。心の何処かでも誕生日よりクリスマスよりも仕事を頑張ってくれてればいいと言う気持ちもあるのだから。

でもそれがもしそんな大切な日に浮気をしてたら別の話だろう。
女遊びの多い彼氏と付き合ってた頃のこと、私は既に浮気を許しておきながらも
今度は誰と浮気するんだと気を張っていた。
あの頃は私はまさに探偵。携帯を見なくても、ある程度の勘が働けば浮気のソースを探しにSNSをパトロールしていた。

3年前に一度、彼と浮気をしていた女子大生の女の子。
同じバイト先で浮気をしていたので、関係が終わったと言われた後も疑わしさしかなかった。確か、1月くらいだったかな。彼と部屋でいつものように朝を迎えて、寝ている彼の横で自分の携帯を見ていた。
ふと、以前に浮気していた女子大生のSNSを覗いてみた。
すると、まさかのまさか。鍵垢ではない状態で、去年のクリスマスイブの前夜に二人でクリスマスパーティーをしていた2ショット写真を載せていたのだ。
私は何度も目をこすり、日にちを確認した。
ただ、クリスマス前夜にこの写真をあげただけで初めて浮気されたときの写真かもしれないと。

でも初めて浮気をされたのは梅雨から夏にかけてで、写真の中の二人は真冬でクリスマスでピザを食べていて、彼氏は普通にピースをしていたり、顔をくっつけてイチャイチャしたりしている写真がいくつかあって、しまいには浮気相手の子の文章は「3年目〜」と書いてあった。

3年目・・・ え、もしかしてずっと続いていた?
もしかして私が浮気相手?
何も知らずに私はずっと付き合っていたの?いや。この3年の間もたくさん浮気してるんだから、浮気は複数していたのか。
眠気覚ましもいいところ、私は一気に奈落の底へ。

黙ってることができずに、寝ている彼を叩き起こした。
とても機嫌の悪そうな彼だったが、私は印籠のように携帯に映る浮気相手と彼の2ショット写真を見せると興醒めした。
「え・・・これ何?」

私が聞きたいくらいだ。私はひたすらその携帯を印籠のように見せ続けた。
すると、堪忍をした彼が急に正座をして謝りだした。
「ごめん、今すぐこの子とは別れるから。」

笑えてきても仕方ない。3年も続いていた女と簡単に切れるわけがないだろう。
その後、私は怒り狂い、一度彼とは距離を置いたものの、浮気相手とちゃんと別れたと言われ、バカな私はそれを信じもう数年その彼と付き合ったが、また最後に三度目のお代わりを同じ女にされて別れを告げた。

実は少し前にその彼と会うことがあった。
別れて全く会ってなかったのだが、会ってみるとやはりムカついた。
「会ってくれると言う事はあの頃のこと許してくれたのかなって。」

私は食い気味で言った。
「私は一生、あなたにされたことを忘れません。」と。

でもヘラヘラ笑っていたので、そーゆー人間なんだろう。
もうモテなくなったし遊んでないと言っていたが信用しなかった。
もう興味がないからいいのだけど。

ちなみにこうやってエッセイやツイートで彼との過去にあったことを言葉にしていることに許可はもらっている。
じゃないとただの悪口になるからね。
たまにnoteも読んでるみたいだから、念の為に言っておくけど
お陰様で良いエッセイを書かせてもらってます。

ただ、一生許さない^^

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