『第二ボタン』 A面とB面
第二ボタン A面
俺が生涯で一番嬉しかったことは中学生の頃好きな松田に第二ボタンをあげたこと。
あれって結構、男子の中では卒業式1ヶ月前くらいからソワソワしてたんだよ。
隣のクラスの女子と付き合ってる健二みたいに彼女がいる奴なんてなかなかいないからさ。彼女いない俺たちは卒業式に誰かにくださいとか言われるのかなーって女子のいないところで喋ったりしてたの。
もし誰かが俺のボタン欲しいって言ってきてもあげたい子がいるからって断る台詞も用意して、でも自分からあげるのもなんか尺だな