見出し画像

近況です、今年もよろしくお願いします。


前置きです

年末に、ラジオで10分くらい話をすることになり
事前にいただいた質問リストに対して、自分なりに回答を考えていたら
とんでもなく長い文になってしまっていました。

結局、生放送の10分間というのは一瞬で終わり
用意していた回答通りに話すことはできなかったのですが
手元に残った文章がもったいないのでここに整理して残しておこうと思います。

前にどこかで書いたことのある内容も多いので、つまらなかったらすみません笑


いつも聞かれるきっかけ

なぜ、キャンドルを作るようになったのか。
いつから作り始めて、どうして売ろうと思ったのか。

みんな一度はきいてくる質問で、何度も何度も答えてきた。

もう、私にとってこの質問は、就活をする際に必ず聞かれるであろう質問
「どうして弊社に就職しようと思ったのですか?」と同等のもの。

お客さんも、親も友達も、ハンドメイド仲間にも聞かれる質問だった。


答えは簡単。

「おもしろそうだったから」
「いつから作り始めたのかは忘れたけど、キャンドルで食っていけたらいいなと思ったから」

これが本心で、偽りのない答えなんだけど。
だけどこれでは、相手の期待している答えではないという事はわかっている。就活では不合格だ。

なぜその質問をしてくるのか、本当に相手が知りたいことはそこではないという事に気づいたのは最近のこと。

就活の時の「どうして弊社に就職しようと思ったのですか?」は
「あなたはこの会社で何をしてくれるのか、あなたを雇うメリットがあるのか」を見極めるための質問であることはきっとたくさんの人が知っている。

という事は私に置き換えても同じ事。
「このキャンドルは自分にとって何をしてくれるのか、これを買って自分に何かいいことがあるのか、それくらいの価値がある物なのか」を相手は知りたがっているのだ。

キャンドル作りを始めたきっかけは、どこかに詳しく書いたかもしれない。

おもしろそうだと思ったのは、キャンドルの体験教室に行ったとき。
なぜ、キャンドルの体験教室に行ったのかというと
当時の彼氏だった今の旦那への誕生日プレゼントに手作りのキャンドルをプレゼントしようと思ったから。
ではどうして、手づくりのキャンドルをプレゼントしようと思ったのかというと、正直もう何をプレゼントすればいいのかわからなかったから。

季節はクリスマスくらいだったから、検索していてキャンドルの手づくり教室がたまたま目に入り、値段もちょうどよかったからそこにした。

何か目標があって、キャンドルを作り始めたわけではない。
本当に、かなりの偶然が重なって起きた現象だと思う。

だから、彼氏への誕生日プレゼントがきっかけです、というエピソードを話すと「なんて素敵なきっかけなんでしょう」とほとんどの人が言う。

その彼氏とはいったいどうなったの?
「結婚しました」
じゃぁ、キャンドルが繋いだ縁なのね?
「まぁそうですね」
素敵ね、私もキャンドルを作ったら素敵な彼氏ができるかしら?
「そうかもしれないですね」
ところでキャンドルって作るの大変なの?
「道具をそろえるのは少しお金がかかりますね」
キャンドルって、たくさん売れる?
「そんなに売れないです」
そんなことないでしょ?こんなに素敵なキャンドルだもの
「皆さんプレゼントにはいいと言ってくれますね」
たしかにそうね、でもうちにはこんなおしゃれなキャンドル置く所はないわ
「玄関や、トイレに置くという方が多いですね」


販売をしていて、こんなやり取りを何回もした。
正直、辛い。
私がキャンドルをプレゼントしたから今の旦那さんと結婚できたわけではないし、自分が思い描いた通りにキャンドルを作るのは正直大変だ。
思うように売れないし、最後は使い道が分からないと言われる。

聞かれたことに対して答えていると、自分の回答はいつもマイナスだという事に気づき、その度にいいことを言おうと思い直すのだけれど。

私の作るキャンドルは、少し変だからたくさんは売れません。

これが事実だ。
キャンドルで生計を立てていきたいのなら、もっと売れるものを作らなければいけないというのはわかっている。でも作れなかった。
つまらなかったから。

というのをラジオでは言えないから、彼氏の誕プレですの下りでいつも終わる、この質問。
相手の興味を引くのにはとてもいいエピソードで、嘘はないのだがどうも好きになれない。
きっと就活だったら私は今も不合格だろう。



箸休めです

こんな調子で10個くらいの質問に答えて、どれも読み返すとほぼマイナスの要素を含んでおりました。

自分の中にあるダークな世界観を
どうにかキャンドルで表現したいというのが根底にあるので
まだまだ蝋を扱う技術が足りなくで
思うように表現ができていないからそうなっちゃうのかなぁと。

ここから下はクリスマスにInstagramに載せたものなのでまたちょっと文体が変わってしまいますが、最後まで読んでくれたらうれしいです。


クリスマスもがんばっているあなたへ。

少し環境を変えたくて、
2年ほどダラダラと在宅で働いていた仕事を辞め
きちんと決まった時間に出勤して
誰かと一緒にする仕事を始めました。


わたしは職歴が
1枚の履歴書に書ききれないほどあるのですが
これを新しい事に挑戦する活発な人と捉えるのか
1つの物事を続けることが出来ない社会不適合者と捉えるかは
人それぞれで。

わたし的には本当に仕事が続かなくてダメな人間だと思っています笑


そんな中でも長く続いているのが
キャンドルの仕事であり
自分の中にあるものを何とか表現しようとしている事です。


クリスマスも
がんばっているあなたへ。

話題は大きく変わりますが、
わたしは若かった頃
夜のカラオケで働いていました。
とにかく朝が苦手だった私にとって
夜勤は時給もいいし夕方に起きればいいので
とても都合のいい勤務形態でした。

ただ、夜勤というか
ああゆうみんなが楽しむ場を提供する側の仕事をしてみて分かったことは
お客様には神様も悪魔もいるということ笑

コロナなんてなかった頃は
学生が冬休みに入った日から
お祭りのような状態が年明けの成人式が終わるくらいまで続きます。
途中暇な日もあるので
そんな時に休むと
なんだかとても虚しいというか
あぁ、自分は何をやっているんだろうと。

実家にも帰らず
家に帰って寝て仕事に行って
カラオケで出しているフードを従業員価格で食べる生活は
せっかくの20代のお年頃だったわたしに彼氏も作らせてくれず
お酒を飲めば日頃の疲れで泥酔し
何をもたらしてくれたのか今となっては分かりませんが、とてもいい経験だったと思います。


だから、あの時の自分も含めて
みんなが休んだり
遊んだりしている時に一生懸命がんばっている人へろうそくを灯しました。

まとめです。ここが本当の近況です。

という事で、年が明けてからはかなりゆっくりしています。

昨年は謎のアレルギーで死にかけたり
都市伝説にはまったり
車で関東に行ったりといろいろな事をしました。

今年はなるべく無理をせず、自分のやりたいことをどう表現できるか
じっくり見定める年になりそうです。

という事で、今年もどうぞよろしくお願いします。

キャンドルはInstagramTwitterに写真がたくさん載っています。
YouTubeネットショップもありますのでぜひご覧ください。


短い物語はこちらから




この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?