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#13 紙辞書vs電子辞書vs辞書サイト

こんにちは。英語講師のふえです。
今日は語学には不可欠な辞書についての記事です。
特にこれから英語をやるぞ!という中学生、高校生を含めた学習者の方々の参考になればと思います。メリットとデメリットを挙げていくので、ご自身の生活、性格、勉強方法に合っているものを選んでくださいね!
ちなみに私自身は紙辞書派です。その理由は記事の最後で…

デメリット

紙辞書

 紙の辞書の最大の難点は、その大きさと重さです。教材を日々たくさん持ち歩かなくてはならない中高生や、外で学習したい方が持ち運ぶにはちょっと難がありますね。
 また、紙という性質上、濡れたり破れたりして破損する可能性があります。勉強のお供にお茶やコーヒーを飲む方は特に気をつけないといけませんね。
 機能の面で言えば、電子辞書と辞書サイトでは音声を聴くことができますが、紙辞書には当然音声機能などありません。発音を知るためには別途調べるか、発音記号を覚えなくてはなりません。

電子辞書

 電子辞書のデメリットは、電池式、充電式問わず、電池切れの可能性があることです。私も高校2年くらいまでは電子辞書を使っていましたが、勉強中に電池が切れたときのあの喪失感… 電池と一緒にやる気までなくなってしまうような気がしたものです笑
 もうひとつは視認性です。機種にもよりますが、概ね電子辞書の画面はそれほど大きくありません。多義語の意味を吟味するときにはたくさんスクロールする必要があり、やや大変です。

辞書サイト

 辞書サイトのデメリットは、電子辞書同様、端末の電池切れの可能性があることです。また、インターネット接続がない、もしくは不安定な環境では、サイト自体に繋がらない可能性もあります。
 近年では、PC版でもスマホ版でも、広告が鬱陶しいことが多くなってきました。勉強中に余計な要素を多く目にすることになるのは大きなデメリットですね。

メリット

紙辞書

 紙辞書のメリットは、書けることです。線を引いたり、調べた日付を記録したり、付箋を貼ったり…学習の跡を残すならば紙辞書一択です!調べた跡でいっぱいの辞書は、見るだけで自信を与えてくれるはずです。
 もうひとつの利点は、劣化しにくいということです。電子辞書は機械ですから、いつかは壊れる日が来ると思われます。辞書サイトは、その会社がサービスの提供を終了してしまったらもう使えません(そんなことはなかなかありませんが)。それらと比較すると、紙辞書は、一度買えば一生にわたって使うことができる可能性が最も高いと言えるのではないでしょうか。

電子辞書

 電子辞書のメリットは携帯性に優れていることです。軽いですし、英語以外の辞書もこれ1台で全部済みます。多くの教科を学習する中高生にはありがたい存在です。
 そして、問題集や単語帳まで入っていることもあります。高校生をターゲットにした電子辞書では、英単語、古文単語、用語集などなど、さまざまな教材が最初からインストールされています。こうなってくると、もはや電子辞書だけで学習が完結できそうですね!
 また、音声を再生できるのも利点のひとつです。再生速度を変化させる機能がついている機種もあり、リスニングや発音の練習において重宝すること間違いなしです。

辞書サイト

 辞書サイトのメリットは、その手軽さにあります。今はほとんどの人がスマホを持っていて、いつでもインターネットにつながる時代です。紙辞書や電子辞書を持ち歩かずとも、いつも持ち歩いているスマホがあればすぐに単語が調べられますよね。
 また、電子辞書同様、音声機能を備えたサイトもあり、発音の確認がしやすいのもメリットです。英国発音と米国発音が別々に聞けることもあります。
 そして、インターネットという性質を活かして、さまざまな表現を比較検討できるのもメリットです。例えばWeblioという辞書サイトでは、16もの情報源から例文検索をすることができます。生きた表現を学ぶという部分でも、大変心強いのではないかと思います。

なぜ私が紙辞書を使うのか

師匠におすすめされたから

 きっかけはこれでした。留学から帰国した私に、師匠が1冊の紙辞書を与えてくれました。師匠が紙辞書がいいと言うなら間違いないだろう!と、そこから紙辞書を使い始めました。

自分だけの辞書にできるから

 電子辞書に慣れていた私は、やはり「重い」「時間がかかる」と思いました。しかし、調べた単語に線を引いて書き込みをしている内に、単に所有しているという意味ではなく、自分が使い込んだという意味での「自分の辞書」になっていくような気がしました。私は今でも師匠にもらった辞書を使っています。

他の辞書と比較して

 元々電子辞書を使っていた私ですが、その後はあまり使わなくなっていきました。検索履歴機能はありますが、調べた形跡をわかりやすく残せないですし、先述の通り、電池残量を管理しなくてはならないのがネックだと思っています。
 辞書サイトは、出先など辞書を持っていないときにどうしても調べたい単語があれば活用しています。しかし、日常の学習用としては、欲しい単語の意味にたどり着くまでのステップが多すぎるので、あまり積極的に活用しようとは思えません。スマホを開き、アプリたちの中からブラウザを見つけ、単語の意味を入力して検索…この中でも、ちょっと気を抜けば他の要素に気を取られてしまいそうで…私は辞書サイトというかスマホの依存性が学習の邪魔になると考えています。

まとめ

 ここまでお読みいただきありがとうございます。最後が紙辞書好き!という話になっているので、他の辞書を否定しているような形になってしまいましたが、冒頭で書いた通り、それぞれの生活、性格、勉強方法に合っているものを選べるのが一番です。皆さんの学習ツール選びの一助となれば幸いです。

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