【無料】直前対策 その6 “処分逃れの廃業”のヒッカケ問題
欠格事由のヒッカケ問題の解説です。
宅建業法で高得点とるために確認しておきましょう!
なお、文中の「三大悪事」「処分逃れの廃業」というのは説明の都合上使用している表現です。法律用語ではありません。
例題1(基本パターン)
まずは基本的な問題です。以下の問題は〇(正しい)とすぐわかると思います。
不正な手段で免許を受けている(三大悪事の一つ)。→免許取消になり、C社は5年間免許を受けられない。
免許取消を逃れるため自分から廃業しても同様(処分逃れの廃業)。5年間は免許を受けられない。
だから例題1は〇(正しい)。
ここまでは勉強済だと思います。
例題2(ヒッカケ問題)
今度はヒッカケ問題です。次の問題が×(誤り)となる理由がわかるでしょうか?
「業務停止処分…相当の理由なく廃業の届出を行った」となっていることに着目してください。
三大悪事で免許取消処分になりそうなときに、免許取消処分を逃れるために廃業する。これが処分逃れの廃業です。
しかし、業務停止処分を逃れるために廃業しても、それは処分逃れの廃業ではありません。
処分逃れの廃業ではないので、Cが5年間免許を受けられない、ということはありません。だから例題2は×です。
「処分逃れの廃業は、三大悪事による免許取消の場合の話だ」、という基本知識が定着しているかどうかが明暗を分けます。
直前期こそ、基礎に徹する
聞いて覚える宅建士では、処分逃れの廃業について、赤字で「免許を取り消され」と書いています。
音声版でも「免許を取り消され…」と繰り返しています。何回も聞いて記憶に定着させれば、「業務停止処分で廃業? そんなのなかったぞ」と気付けるようになります。
基礎を徹底して覚える。それができれば、差がつく問題もクリアできます。
YouTubeでも解説しています
なお、今回の内容はYouTube中村喜久夫チャンネルでも解説しています。
併せてご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Jt8pTPjQKGY
本日の解説は以上です。
聞いて覚える宅建士をフル活用して、合格を勝ち取りましょう!