不動産投資詐欺にあった話 その2

平日の夜21時頃だったでしょうか、学生の街というイメージの強い某駅の近くの事務所へ、ライフプランナーのT氏と向かいます。道すがらT氏はI澤氏について「すごいいい人だし、言ってることも信用できる。」とお墨付き。
I澤氏の事務所に着くと、まだ開所してすぐなのか、祝いの花が飾ってあった記憶があります。しばらくすると、ダウンジャケットにキャップとラフな服装と丸い輪郭、細い目が特徴のI澤氏が出てきました。

I澤氏自身は営業のコンサルティング会社、ペットのホテル運営等、複数の会社を経営しているとのことで、元Jリーガーの人たち向けに資産のコンサルティングもやっていると説明がありました。当時もらった名刺にも、不動産販売と書いてありました。

ちなみにT氏とI澤氏は、ネットワークビジネスの関係者経由で知り合ったとのこと。
一つ特筆しなければならないのが、私はこの頃、ある金融商品で大負けし、働いていた頃の貯蓄をほぼ溶かしてしまっていたことです。そればかりか、負けを取り戻そうとカードローンで資金を捻出して続けていました。当然(?)T氏にもこの話はしてありました。

本題に入ると、I澤氏の口からは、次のような言葉が出てきました。
「不動産を買って、損をしてもらいます」

つづく(?)

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