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不動産購入 中古マンションのメリット・デメリット・16

中古マンションのメリット・デメリット

☆メリット          ★デメリット

① 価格が安い          ① 建物や設備が最新でない

  • 実物を確認して決められる   ② 税制面での優遇に差がある

  • 管理状況を事前に確認できる  ③ ローン返済期間が短い

  • リフォームに資金をまわせる       月々の返済多くなる


メリット①の価格に関しては、言うまでもありませんね。日本では、なんでも、安かろう=悪かろうと決めつける傾向がありますが、洋服や家具などと違って、不動産の中でも、ことマンションに関しては、「安い=劣る」というわけではありません。新築マンションであっても、誰かが入居したその日から新品ではなくなるわけで、状態が良く、自分の条件に合った物件を安く買えれば、とてもお買い得といえます。

メリット② 新築マンションがモデルルームでしかイメージをつかめないのに対し、中古マンションは実物を自分の目でしっかり確認できるというメリットがあります。眺望はもちろん、日当たりや風通し、音の響きなど、入居後に不満の出やすいチェックポイントを、納得いくまで確認することができます。これは大きなメリットですね。


メリット③ ②に関連しますが、購入を決める前に、実際に建っているマンションの実物を見ることが出来る、という良さは、②のような設備や環境といった、目に見える部分のチェックにとどまりません。

一見目につきませんが、共用部分の様子やゴミ置き場などをチェックすると、そのマンションの管理状況や住人の意識レベルがわかります。実は、新築マンションの項目でも述べましたが、管理状態の良さは中古マンションの一番のチェックポイントで、管理体制がきちんと整っていれば、マンションが古くても価値は高くなるのです。


メリット④ 新築マンションに比べ、安く購入できた分、リフォームに資金を回して、思い通りのスタイルにすることができます。マンションは、構造体のコンクリートスラブ(隣りの住戸との境や、上下階の天井・床のコンクリート部分)が「共用部分」で、その内側にある木軸の壁やクロスは、所有者の「専有部分」となり、専有部分については自分で自由に改装できます。

みなさんは「リノベーション」という言葉をお聞きになったことがありますか?

「リフォーム」に近いけれど、リフォームが改装だとすれば、リノベーションはさらに大規模な改造といえます。「リフォーム」を超え、既存の建物に大規模な改修工事を施し、機能を向上させることで付加価値をつけて、その建物の価値を高めるのが「リノベーション」で、最近では、中古マンションにリノベーションを施して、こだわりの暮らしをする人が増えています。

つづく

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