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一人ひとりが組織を使った貢献に意識を向けたら、成果は大きく飛躍します!! 楽しそう♪[チーム編 #31]

組織の中の人間が果たすべき貢献は多様である。しかしそれらの貢献は、すべて共通の目標に向けられなければならない。あらゆる活動が同じ方向に向けられ、あらゆる貢献が隙間なく、摩擦なく、重複なく、大きな全体を作り上げなければならない。

マネジメント(中)』 第Ⅱ部 マネジメントの方法
第34章 自己目標管理 p69より


このchapterでお借りしている見出し画像が、本当にぴったりだと思うのです!!

組織の中の人が果たすべき貢献は「赤く小さな矢印」です。
共通の目的が「一番大きく太い矢印」です。
もっともっと赤く矢印が「隙間なく、摩擦なく、重複なく」幾重にも連なって一番大きく太い矢印をより大きく太い矢印になっていく必要があります。

掛け声をかけるだけでは、矢印は大きくも太くもなりません。
何もしなければ、個人の矢印は、白い矢印のようにいろいろな大きさでいろんな向きを向いてしまい、組織の目標の足を引っ張ることにつながります。
組織メンバーが、いかに自ら考え決定し行動したくなるように日々を過ごせるようになるかが、組織が目指す共通の目標へ向かうための矢印の、方向も大きさも左右します。

「わが社はこんな風に顧客に対しモノ・サービスを提供することで、社会に対してよいインパクトをあげていっているんですよ!!」なんて嬉しそうに教えていただいたなら、あっという間にその組織のファンになってしまいそうです( *´艸`)


東京2020があったおかげで、成長するために「楽しむ」というキーワードがマイブームです。
楽しい=遊び、という連想ゲームで『遊ばせる技術 チームの成果をワンランク上げる仕組み遊ばせる技術』 (神谷俊 著 日経BP 日本経済新聞出版本部)をご紹介します。

自律って、個人の感覚でレベル感が変わってきますよね。
そこを整えながら、組織における人材活用をいかに進めるか、レベル感のずれをインタビューから読み解いています。
遊びとは、「play」という意味もありますが、「margin(余白)」という意味もあるのでは、と思っています。
成長を促進するには両方を兼ね備えている必要があるのではないでしょうか。
余白がなければ、成長幅は見込めません。
楽しくなければ、成長したいという感覚が生まれません。
仕事は苦しいもので、苦しさに対する対価が収入なのだ、と長い間感じていました(;^_^A
苦しさの中で、成長する意味が見出せないので、そこに成長はないんですよね。
自らの意思決定によってドラッカーを含めいろんな学びを進める中で、楽しいって、こんなに成長したくなるものなんだ、と実感しています。
メンバーそれぞれの個性や事情を加味しながら、いかに楽しさを感じ成長を遂げてもらうのか、組織に所属する良さを感じながら読み進めました。
noteにおいても、関連する内容について記事が掲載されていましたのでご紹介しますね。

面白そうな取り組みだけピックアップすると、弊害も大きいので、取り組む難しさも検討されている記事もご紹介してバランスをとってみます(;^_^A


自らが行った行動が、どれだけ組織の活動に貢献し、社会に対してよい成果をあげられているかを測ることは簡単ではありません。
ひとりで活動したほうが気楽だし、責任の所在もはっきりするし、良いこともあります。
ひとりで活動する以上に、組織という道具を使って、組織・チームメンバーの力を借りながら、大きくジャンプアップできると、より大きな反響を得られることにもつながります。

各メンバーの貢献が可視化できたなら、隙間なく、摩擦なく、重複なく、大きな矢印になっていることを実感できるんだと思います。
各個人が、従前よりも作業が早くなった、とか、前より資料が見やすくなった、とか、相談されたときの論点がわかりやすくなった、とか、顧客からの反応が良くなった、とか、成長を感じられる取り組みが組織内に溢れたら、楽しそうだなぁ、と感じています♪

ん~!! 組織人に戻りたい!!
……個人の心の叫びでした(-_-;)


あなたの行動は、誰のためになっていますか?
あなたの行動は、チームの目標達成に近づくものですか?
あなたの活動のバトンは、誰に渡され、どのようにアンカーの顧客までつながっていますか?


実践するドラッカー【チーム編】』 
chapter3 目標を掲げるー組織と個人のベクトルを合わせる p86
#31


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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?

【チーム編】は、チームをあずかるすべてのマネジャーに向けて書かれており、ドラッカー教授のチームマネジメントの極意が1冊に凝縮されています。

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