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自分の強み、仲間の強み、チームの活動に活かせていますか?[チーム編 #2]

実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?

【チーム編】は、チームをあずかるすべてのマネジャーに向けて書かれており、ドラッカー教授のチームマネジメントの極意が1冊に凝縮されています。


チームの目的は、メンバーの強みをフルに発揮させ、弱みを意味のないものにすることである。こうして一人ひとりが力を発揮する。大事なことは一人ひとりの強みを共同の働きに結び付けることである。

非営利組織の経営
第Ⅳ部 ボランティアと理事会 第1章 人事と組織 p172より


人とともにはたらくこと。
コミュニケーションの難しさ、とか、人との関係の合う・合わない、とか、デメリットが大きく取りざたされていますが、デメリットがあればもちろんメリットがあります。
苦手なことは得意な方に任せる!!

わたしがやると1時間かかるけど、あの人がやると10分で終わる……できないわたしが頑張るよりもチーム全体で考えてあの人に任せてしまいましょう!!
同じ作業を効率化して、5分短縮できたとしても、わたしは55分にしかなりませんが、あの人はたった5分に短縮できます。
できないことをできるようにすること(マイナスを0に近づけること)と、できることをもっとできることに変えること(+1を+5、+10に進化させること)では、同じ労力でも、結果に大きな差が出ます。
同じことをチーム全体で考えると、より大きく影響が出ます。

できないことをできないままにしておくことを推奨しているわけではありません。
できないことをできる形に変換する、別のできる方法で実践する、などの工夫はもちろん必要です。
でも得意な人にはかなわないのです(;^_^A

チーム内に「何でこんなこともできないんだ!?」と見てしまう相手がいるとします。
相手ができない「こんなこと」はきっとあなたの得意なこと。
同じように、「こんなこともできるんだ!!」と相手を尊敬してしまうような「こんなこと」はあなたが得意としていないこと。
ならば、お互いに補い合いましょう!!
得意なことは、誰にでもできる形に分解して整理したマニュアルを用意し共有してみましょう。
できないことは、できる人を観察して真似てみましょう。素直に相談できるとなお良し!!
せっかくチームとして、人が混ざり合って活動していくのですから、そこから得られるメリットは最大限活用しましょう( *´艸`)

1人で活動するようになって、チームでできることのすばらしさ、実感しています。
もっと周囲の人と関わればよかったな、あの人のできることを吸収しておきたかったな、できないことの多いわたしでもチームの中なら何となく役に立ててた気がする……そんな風に思い返しています。
なのでぜひ!! チームに所属されている方は、今のチームで吸収できることもチームに貢献できることも山ほどありますよ!! 失敗に見えていることも、失敗のままにするのか、次の一歩につなげるかはあなたのとらえ方次第です!!
チームの強みを最大限に引き出していきましょう!!


非営利組織の経営
ドラッカー教授の本の中で好きな本をあげるなら、この本です(*'ω'*)
誰のためにどのような強みを使ってどのように貢献し、チームとして成果をあげるか……手に取るたびに、忘れていないか!? と問われている気がします。
非営利であろうと営利であろうと成果をあげることに何ら違いはありません。
営利だと、「利益」という数字で測れる結果が出て、その利益を社会に対して還元するので、明確だし評価されることも多いのかな、と思います。
非営利は、「利益」が測定すべき数値ではなく、大義を掲げてその大義を実現するための行動によって、関わった人たちの人生・考え方がどれくらい良い方向に変化したか、という測りにくい定性的なものが成果となります。
成果が定性的なものだから、関わる人たちがどれだけ共通の認識をもてるか、どれだけ大義に集中できるか、活動に適切な工夫が必要になります。
関わる人もボランティアの方が多いので、お給料という形で感謝を伝えることが難しいなかで、活動に意義を感じてより注力していただくためにどうすればいいか、ということも考える必要もあります。
社会から求めらている「なすべきこと」の明確さが魅力の一つかもしれませんね(*^-^*)
ドラッカー先生の本の中で読みやすさはピカイチだと思っています。気になる方はぜひお手に取ってみてください♪


もうそろそろ4月、新しいことがたくさん始まりますね。
新社会人としてスタート予定のみなさん。
どんな夢を抱いていますか(≧▽≦)
せっかくチームの一員になるのですから、上司・先輩・同僚の方々のすごいな!! と感じるところたくさん真似てみてください。
この仕事は誰のどんなことに対して役に立つのかな? と考えながら仕事に取り組んでみてください。
初めてのことに挑戦されるのですから、うまくいかないことも多いでしょう。しんどいことも増えるかもしれません。
でもあなた自身は、あなた自身の意思で、チームの一員として力を発揮できるし、あなた自身の強みを周囲の方にもっと伸ばしてもらえる可能性があります。
あなた自身があなた自身の説明書を日々更新していってください。
あなたの成長は、社会から強く求められています(≧▽≦)
あなたの強みは何ですか?
あなたのチームの強みは何ですか?
あなたのチームの強みを縮小させてしまうような弱みは何ですか?
その弱みを解消するためにチーム内の誰の強みを活用しますか?
あなたの強み、チームの強みを活用して、どんな社会にしていきたいですか(*^▽^*)


実践するドラッカー【チーム編】』 
chapter1 チームで働くということーチーム作りとマネジャーの仕事 p2
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