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”今”を変えたい!!と思ったときは、5つの質問に取り組んでみてください♪[利益とは何か #14]

「最も大切な5つの質問」とは、今行っていること、行っている理由、行うべきことを知るための経営ツールである。(中略)すべてが行動につながる。何ごとも行動が伴わなければ意味はない。
増大する一方のニーズに応え、難局にあたって成果をあげていくには、ミッションに焦点を合わせ、成果をあげていかなければならない。

経営者に贈る5つの質問[第2版]』なぜ自己評価が必要なのか   p19[第1版 p2]より


最も大切な5つの質問とは、
1,われわれのミッションは何か
2,われわれの顧客は誰か
3,顧客にとっての価値は何か
4,われわれにとっての成果は何か
5,われわれの計画は何か
です。

こちらでも記載しましたが、ミッションとは「こういう社会を目指す!!」ために、こんな行動をするんだ!! という宣言だと思っています。

こんな変化を起こしたい!!(目的)から、こんな強みのある人たちと組織をつくってみました!!(存在理由)
この組織で成果をあげられたら、こんな社会が実現します!! と宣言し、そこに賛同する人たちが集まるからこそ、想定した、もしくは想定以上の成果をあげられることになります。
成果をあげられないなら、組織として集めた資材を手放してもらうことで社会に貢献してもらわなければならなくなります。

業界におけるシェアナンバー1を目指す、とか、売り上げを向上させる、とか、目的を果たすための手段にすぎません。

「こんな良い社会を目指します!!」という宣言に、どれだけ多くの賛同してくれる顧客と従業員を集められるかが、良いミッションかどうかを教えてくれます。


書籍紹介の一文が「ミッション、ビジョンはもう古い。」とあったのでちょっとドキッとしたのですが、今回ご紹介する書籍は『パーパス・マネジメント 社員の幸せを大切にする経営』 (丹羽真理 著 クロスメディア・パブリッシング) です。

組織の存在意義と、自分自身の存在意義は一致していますか、とこの書籍は問いかけています。
「幸福」という観点から、自身の働く目的が、組織が社会に存在することが求められている理由と一致したとき、最大限の成果を得ることができる、ということが示されています。
組織に所属する個人と組織の存在意義が一致した状態だと、ベンチャー企業のように、どんな長時間働き続けても自身が満たされていて、成果も一緒に上がっていきます。
組織に所属する個人と組織の存在意義が一致していない状態に陥っていると、組織に所属している人たちがどれだけ長く働いていても成果が上がらなくなってしまいますし、社会からもブラック企業として認識されてしまいます。

ドラッカー先生のいう「ミッション」は社会における組織の存在意義だ、とわたしは感じています。
世の中で説明されているミッションとか目的については、紹介文のあったように、何か違う……と感じます。
本当に、社会から求められているミッションを掲げているのだろうか、組織に所属する人たちが、そのミッションを自分ごとに落とし込むことができて、そのミッションを達成するために自らを高める、そのための役割を担っているのだろうか……そんな風に感じています。

みんながみんな、一緒に働く人たちにとっての「しあわせ係」になれると、その組織は飛躍する未来が容易に描けると思いませんか♪
そんな働き方、したいです!!


ミッションがあるから、それに賛同してくれた従業員が集まります。
ミッションがあるから、顧客がそれに賛同してくれます。
顧客はそのミッションにどんな価値を見出してくれたのでしょう?
顧客が見出した価値をどのように、どれくらい満たせたら、成果をあげられたと胸を張ることができるのでしょう?
いつまでに、どのように測定した結果をどのくらい満たすという計画を実行できたら、社会から、顧客から組織としての存在意義を認めてもらえるのでしょう?

とてもシンプルな5つの質問です。
答えることは、全く簡単ではありません。
だからこそ、とても面白いんですよね。
100人いれば100人の視点があって、答えがあります。
自分自身だって誰かの事業の顧客です。

こんなことが満たされた社会になったらいいよね!! と楽しそうに話す人の周りには、人が集まります。
それって大事だよね、と賛同してもらえる言葉にして発信できると、同意してくれる人たちが集まります。

人が集まると大きな力を生み出します。
その力、ぜひ社会を良くする力として活用したいですね(≧▽≦)

あなたのミッションは何ですか?
あなたが属する組織のミッションは何ですか?
あなたと、あなたの属する組織のミッションはどれくらい親和性が高いですか?
そのミッションはどんな人を幸せにしますか?


実践するドラッカー【利益とは何か】』 
chapter2 われわれのミッションは何か p32 #14


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サークル開催しています♪
5つの質問、同じ組織の人と語り合うもよし、違う視点で語り合うもよし、です。
日程の設定はしていませんが、「5つの質問」勉強会、やってみたい方いらっしゃいませんか♪
わたしはやりたくてうずうずしています( *´艸`)


実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?

[利益とは何か]は、ミッションからスタートする<5つの質問>というツールを使いこなせるようになることを目的に書かれています。

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