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【’21年度中国政府奨学金】②申請書類

你好!我叫fumin~😎

下記記事の続きとなります。

申請書類について、いくつか留意点と有用と思われる情報があるので書きます。
私が実際に提出した学習計画書を一部公開しています。ご参考まで。
特に重要な情報を書いた項には★マーク付けました。

書類集めは大変ですが、合格したらいい思い出となります。加油!

1、申請にあたって

申請は、期日までに2か所に対して行います。

①独立行政法人日本学生支援機構へ和文出願書類を郵送する。
②CSC電子申請システムにて申請情報を登録、指定書類をアップロードする。

それぞれ、英文/和文の指定が異なったり、書類によっては発行に時間を要するものもあるため、要事前確認。
コピーも大量に必要となります。

②では高校の卒業証明書と成績証明書まで求めてきます。
(私にとってはもはや遠い昔、、笑)
HSK証明書は受験から手元に証明書が届くまで2か月を要します。
早めに受験しておくことを強くお勧めします。
推薦状も、教授の都合も考えて、早めに依頼しておく。菓子折り忘れず。

以下、①と②でそれぞれ必要となる書類について纏めておきます。


2、和文出願書類について

和文出願書類の申請の手引きを参照の上、重要or留意が必要な書類を特に抜粋して取り上げます。
※募集年度により内容が異なる場合もあるため、必ず自分の募集年度の要項を確認の上準備してください。

・和文出願書
・学習計画書
・成績証明書
・語学能力証明書
・推薦状

・和文出願書

所定用紙に記載事項を書いて提出。
志望校3校は、可能な限り軸を持って選ぶこと。
後付けでも良いから、「一貫性」を持たせることは本当に大切。
この後の面接でも、その後の大学との面接でも、どういう基準で選んだか聞かれました。

手引きには、
”希望大学を含め、CSC電子申請システムの内容と必ず一致させること。異なる内容を記入した場合は、CSC電子申請システムの内容を優先する。”
とあります。

一方で、事実として、CSC電子申請システムは4月初旬あたり(面接終了しJASSOからの内定通知後もしばらく)まで修正することができました。
つまり、2月中旬に提出した和文出願書に書いた志望校を、CSCシステム上で4月初旬あたりまで変更することが可能。

恐らく、申請完了⇒JASSOで内定者決定⇒中国大使館教育部が内定者のCSC電子申請情報のみ中国政府に提出⇒修正不可の状態
この一連のフロー間にタイムラグがあるため、修正可能となってしまうのでしょう。

中国大使館に変更の許可を得られたとTwitterでおっしゃっている方(この方は故意ではない)も見ました。
が、結果論だし、危険なのでこれをあてにして適当に志望校を書くのはやめましょう(当たり前)😂

・学習計画書★

日本語で、Word所定様式にて作成。
志望理由、留学中の学習・研究計画、帰国後の計画の3点は必ず記載。
志望校に挙げた3校全てが読む可能性があるため、特定の大学宛に書いてはいけません。

CSC電子申請システムにて、この中国語版or英語版をアップロードします。
日本語での文字数指定はないですが、CSC電子申請システムでアップロードする中国語版or英語版に関して、

”本科生に申請する者は 200 字以上、普通進修生または高級進修生に申請する者は 500 字以上、碩士研究生または博士研究生に申請する者は 800 字以上で作成しなければならない。”

とあるため、これを考慮した上で作成。

私はいつも、
英文語数:和文字数=1:1.8
中文字数:和文字数=1:1.6
くらいで見積もっています。

なお、私の学習計画書は、
英文 1632語
和文 3044字
と大幅に字数オーバーして提出しました。これでもかなり減らしています。
800字って言われたら、多分常識は1000字あたりまでだと思うけど、絶対無理やろ、、笑

ご参考まで、下記の流れで書きました。
■略歴
■職務経歴と主な成果
■論文研究計画
■学習計画/研究方法
■志望動機 ※重要
■帰国後の計画 ※重要

個人的に、志望動機と帰国後の計画は特に重要だと思っています。
以前の記事でも言及したのですが、奨学金の趣旨をきちんと理解した上で書くべきです。

「日本人学生が中国に所在する大学において修学することを通じ、日本と中国との相互理解と交流を強化・推進し、両国ひいては世界の発展に貢献するような人材を育成することを目的とし、以下のとおり募集する。」

その上で、”将来の計画と現状のギャップを埋めるために大学や大学院での学びが必要である”といったイメージを持つ。
その学びはなぜ中国でなければだめなのか?
志望校で本当にその学びを得られるのか?突き詰めましょう。
過去の経験とも結び付けられれば、なお説得力が上がります。

要は、過去⇒現在⇒未来と一本の軸(動機)で動いていることを説明する。
矛盾することがあれば、なぜ矛盾したのか、納得させられる理由を明らかにしておく。
ここできちんと整理しておけば、後々の面接がかなり楽になってきます。

下記の記事にて、サンプルとして、私が実際に提出した学習計画書を個人情報等削って公開しています。
英文授课(ちょっと不利?)で中国政府奨学金に合格していますので、内容は悪くないと思います。


全員オープンで公開したいのですが、身バレがこわいため一応有料としました。申し訳ないです。
自分自身、学習計画書を書く際、何が正解か分からずかなりてこずったため、少しでも誰かの役に立てればと思い公開します。

ご購入者でご希望があれば、英語と中国語版の計画書もお見せできます。
申請にあたってのご相談にものりますのでご連絡ください。

・成績証明書★

英文での提出となっています。

ここで一つ、言及しておきたいことがあります。
特にMBA申請される方、大事なことです。

学部時代のGPA気にされている方って割と多くないですか?
かくいう私もその一人で、なんと私の場合は2台の真ん中あたり(直接聞いてくれれば教えます🤞)でした。絶望的。

GPAはかなりコンプレックスで、かなり弱気になっていました。
そこで、以前から米MBAに行かれている諸先輩方のブログ等で見て気になっていたWES(World Education Services)という信用評価機関に試しに出してみることにしました。

結論から言うと、GPA爆上がりしました。
あのポンコツGPAが、なんと3.23になりました。

送付から結果が出るまで約1か月、原本が手元に到着するまで約1か月半かかります。
2万数千円ほどの出費になります。

出身大学によっては上がらない場合もある(確か慶応は上がらないと誰かのブログで見た)ので、出す前にできる限り調べておく必要はあるかも。

ただ、奨学金申請等全て終わった段階でWESに出し判明したので、この結果をJASSOやCSCには提出しておらず、これが受け入れられるのかは不明です。

一方で、先日、中国政府奨学金で第一志望としていた大学の面接があり、担当者にWESの結果を出して良いか(差し替えてもらえるか)聞いたところ、快諾してもらえたので交渉の価値ありです。

・語学能力証明書

直近2年の証明書しか受け入れられません。
私は英語授课での申請でしたが、一応HSKの結果も提出しました。

英語はIELTSの結果を提出しました。
ずっとOA6止まりだったのですが、ラスト受験で、しかもEnquiry on Results(EOR)という再採点依頼制度を利用して、奇跡的にOA6.5をとれました😭
これで大学の選択肢が相当増えました。

中文授课の場合でも、英語のスコア持っていれば出しておくに越したことはないかも。
中文授课の大学の面接で、英語話せるか聞かれた方が数人いたので、、

因みに、欧米MBAではGMATやGREがほぼ必須かと思いますが、中国の場合は学校によります。
私の場合、GMATやGREのスコアメイクに時間をかけるなら、中国語能力を上げたいと思っていたため、GMATとGRE提出任意のプログラムを探し出しました。
ただ、中国MBAの所謂トップスクールと呼ばれるところはほぼ必須となっているようです。

・推薦状

在籍している(していた)大学の教授又は准教授2名の推薦状が必要。
和文か英文。
CSCでは英文か中文でとなっているため、煩わしさを考えたら英文が無難か。
宛先に何も記入しないこと。
レターヘッドは可能であれば付けてもらうべき。

私は、卒業してから既に数年経つため、まずはメールで、連絡ご無沙汰のお詫びや事の成り行きをかなり詳しく説明。

目上の方にメールで依頼をするというのは本来失礼なこと。
そのため、伺って依頼させて頂きたい旨を伝えました。
コロナのため、結局メールと郵送でのやり取りになりました。
卒業して何年もたつのに、応援していると言って頂いて、胸が熱くなりました。

後日、合格報告と同時に菓子折りを送りました。感謝です。


3、CSC電子申請システムにアップロードする書類

CSC電子申請についてを参照の上、重要or留意が必要な書類を特に抜粋して取り上げます。
CSC電子申請システムにアップロードします。郵送は不要です。
※募集年度により内容が異なる場合もあるため、必ず自分の募集年度の要項を確認の上準備してください。

・来华学习计划 Study Plan
・其他支撑材料 Other Supporting Documents
  高校の卒業証明書と成績証明書
・预录函 Pre-admission Letter

・来华学习计划 Study Plan★

和文出願書類の学習計画書の中国語(中文授课)または英語(英文授课)訳バージョン。
内容は和文と統一するように。
本科生 200 字以上、普通進修生または高級進修生 500 字以上、碩士研究生または博士研究生800 字以上で作成。

なお、ネイティブのチェックは絶対にしてもらった方が良い。
身近にいない場合は、ココナラを利用するのがお勧め。

ときどき利用するのですが、チェック・修正であれば、
中国語1文字1~2円、英語1語1~2円くらいが相場かなと思います。

・其他支撑材料 Other Supporting Documents

高校の卒業証明書と成績証明書を指す。英文。

私の場合、高校に問い合わせたところ、卒業から5年以上経っているため成績証明書は出せないとのこと。
手元にずっと保管していたものをアップロードすることに。

卒業証明書は、何も言わず普通に依頼したら和文版が届いた。
期日ぎりぎり、高校の事務の方に再度英語で発行をお願いしたら、英語の先生に翻訳を頼んだ上で発行するため、最低でも1週間はかかると言われ、あせりまくり。
みなさん気をつけてください😂

英語で発行依頼する人いないんだろうなあ、、

・预录函 Pre-admission Letter

留学希望の大学に、以前から留学していたり、留学経験がある方は、申請前に取得しておくべき。
これがあれば合格ほぼ確実になるらしい。
絶対第一志望の大学じゃないと嫌だ!等あれば、取得しておくべき。


4、申請が全て完了したら

JASSOへの郵送、CSC電子申請システムへの登録と書類アップロードが完了したら、あとは書類選考結果を待つのみ。

’21年度実績として、2月15日書類申請締め切り、3月12日書類選考結果と面接の案内がきました。
面接が3月19日だったので、心配であれば通知の前に面接練習しておくべき。


以上です。
次回以降、面接についても書きたいと思っています。
何か申請にあたってご質問等あればいつでもお問い合わせください😎

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