同僚の突然のクビ。
会社員として働いていると、ある日同僚が突然居なくなる事はないだろうか?寿退社、転勤、転職、レイオフこれら色々居なくなる理由はあるがそれが、クビとなるとそれこそほぼ100%連絡を取る手段も、機会もなくなる。
日本ではレイオフ(会社の事情で解雇になる)もクビも似たようなものかもしれない。けど、海外でクビと言うとそれこそ何かしでかしたとか、能力が足りなかったとかで、速攻やめさせられる。
実は、同僚がクビになったのをみたのは今回が初めて!それはあっという間の出来事で、彼女(K)も寝耳に水だった。だって、その次の週にK企画のミーティングが組まれていたぐらいだから。
うちのマネージャーも休暇中だった。それなのに、Kのクビ宣告をするために半ば強制的にその日だけ、仕事をしたのだ。だからマネージャー以上の人間の息がかかったのだろう。なんとも、ドラマ!
でも、その時私は、
あっ、やっぱりダメだったか・・・。
と残念な気持ちとよかった。と言う気持ちが交差した。
強いて言えば、
トラブルメーカー。
Kは私より後に入った、シニアデザイナーだった。その後Kの起こした出来事は、
1、残業をしたくないからとクライアントと喧嘩をした。
(仕事始め6ヶ月以内)
2、休憩といって一時間も帰ってこないことがザラにあった。
(仕事始め6ヶ月以内)
3、残業をしたくないので、バンクーバーにいる同僚に仕事を投げてさっさと帰宅。
4、仕事中の案件よりいいものを見つけると、現在進行形の案件を他のデザイナーに任せる名目で共有のリストに戻す。
5、シニアデザイナーなのに、クライアントが完成度が低いからと他のデザイナーに仕事を委託引き継ぎ依頼する。
6、同じチーム内でこのことが問題になって、私含めみんながマネージャーに話をし、Kが相談の場を設けられた。そして、その後誰が告げ口したんだとKは一人一人を証人尋問。(私も呼び出しをくらった一人)
とまあ、日本だったら1日でクビなのは明らからのだけど。それがおおらかなカナダの体質なのか、Kのカモフラージュがうまかったからなのか産休に入るまで逃げ通すことができた。
そもそも、Kの問題がだんだんチーム内で大きくなってきた矢先、シレッっと
「私産休取ります!」
と言う、まんまとはめられたような形になった。
しかも、産休は完全に計画的でうちの会社の福利厚生を狙ったものだった。(後で知った話、なんと精子バンクからの妊娠だった)Kは、会社が手厚くしてくれるからそれで安心して子供を作ってしまったのだ・・・。
確かに、うちの会社のお給料は他のデザイナーと違ってものすごくいいと思う。それがシニアといえば尚更。
私はそれがとても不公平に感じて不満が溜まっていた。
私の方が、デザインもいいのに、なんで!
でも、まあ会社とは常々不公平が起きやすい環境なのでそれは目を瞑ろう!
とにかく、産休から戻ったのが去年の9月。もうみんなが在宅になった頃。(まるまる2年も産休を取ったことになる。)
その後、在宅だから相手がどんな仕事をしてるなんて本当に察する手段もなくそれでも、きっとうまくやってるんだろうなー、お母さんになって丸くなったのかなぁーなんて色々思っていた矢先・・・。
クビ!
あっという間に、私たちの目の前から姿を消しました。ピュるる〜っと。(どんな例えじゃい!)まるで、テレビゲームのゲームオーバーのように。
それなりに知ってるし同僚だったので色々あるとは言いつつ、突然もう二度と会わないんだと思うと、その虚無感にかなり圧倒された今月始めでした。
そして思いました。
クビにならない程度に頑張ろう〜っと。(そして、自分から辞めてやる!)
*これは大きなお世話だけど、100%会社に依存していた子作りと子育て。Kはこれからどうなるんだろう。老婆心ながら仕事見つかるといいなとは思う。
ちなみに、ビジネス系ソーシャルメディアで繋がっていたのに完全にブロックされた。そんな大人気ないことやってちゃうまくいかんよ〜。子供の喧嘩かよ。
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