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愛されてるがわかる幸せ。

私は、まだ元夫と毎日連絡を取り合っていて、夜は必ずビデオチャットで同じテレビを見てます。

最初は、コロナで外と遮断され、カナダにいる唯一近い人が彼だったので自然と連絡が密になっていきました。

彼とはかれこれ20年近くの付き合い。(結婚してた時期も含め)

出会った時は、彼19歳・私29となんとも今時のゴシップネタになりそうな感じ。*従兄弟に写真を見せた時、「やけに若いじゃん!犯罪じゃない?」と言われたよ。

でも、なぜかタイミングとか相性とかがあって結婚まで行きました。ただ、生活する上でさまざまな問題が起こり、最後は離婚になりました。

ただ、物凄く嫌いになったとか、お互い決定的な亀裂が入ったわけではなかったので、なんとなく血の繋がった家族ぽく細々と関係は続いています。

そんな彼は、たまにこう言います。

会えない時でも、いつもふぶこの事を想っている。僕の人生に君以上に大切な人はいない。

最初は、言葉の綾かと思ったけどそうでなくて本当みたい。

そして、以前の私はそんな素直な愛を感じる感度が弱かった。

それは、愛というもの自体知らなかったから。

親からは真逆な育てられ方をした。自分は価値はないいるだけで恥ずかしいこんな私を育ててくれてありがとうと思わないといけない、と思わされてきた。

だから、彼が直球で投げてくる言葉に、まるでテレビを見ているような他人事のような気持ちをいつも持っていた。脳が追いつかなかった

それが、皮肉にもコロナ禍が私を目覚めさせてくれた。

何かが瞬間降りてきて、こんな人に出会える事は奇跡なんだと気付かせてくれた

そして、今回は彼に対しての自分の気持ちも増したのが分かった。と言うよりもしかしたら、初めて自分から彼に対して愛が沸いたかも。*愛情が欠落した環境で育つと、愛を感じたり与えたりする力が極端に低くなる。少なくとも私はそうでした。

人生でこんなにも人に想われることは、ミラクル。

私がここまで思う理由のもう一つは、彼が私が将来カナダを出て、日本に戻りたいと言うのを知っていて、もし私に新しい出会いがあっても、幸せを願ってくれるのを知ってるから。

いつも素通りしていた彼の言葉が、やっと心に響いたと同時に、感謝と安心で満たされた。

これから、私達はどうなるかはわからないけど、彼は、生きていてよかったと思える大切な人に変わりはない





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