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本屋

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

不便な本屋スタッフは、昨年7月から不便な本屋を営業させていただいているお店で、b.e.park.booksという古本の選書スタッフとしても活動させていただいております。選書だけでなく、古本絵本まつり(サムネイル参照)やスイーツと本のコラボイベントなど本に親しむきっかけづくりも行っています。

自らイベントを開催しているのは、b.e.park.booksに携わらせていただいたとき、祖師ヶ谷大蔵に本屋が無かったことから、まちの本屋として親しんでもらいたいと密かな願望を持ったからです。本屋に加えて不定期イベントを始めたことから、お客さまと話す機会が増えて「住むまちに本屋があって嬉しい。」と何度も何度も言っていただきました。そのことが嬉しい反面、間借りの小さなスペースで出来ることの限界も感じて、自分のままならなさやどう在るべきか悩むことも多々ありました。

昨日、とても大きな本屋に行って、久しぶりに何時間もかけて本を選びました。そこの本屋は、ただ面積が広いだけではなく、どの棚を見ても購入する本を決めるのが難しいほど魅力的な本が詰まっていました。どの本を勧めたいのか、なぜ勧めたいたいのかスタッフの方の気持ちが手に取るように分かる棚が永遠に並んでいました。自分がこの街に住んでいたら、考えたいときも、寂しいときも、嬉しいときもこの本屋に来ることが容易に想像できました。そこには大きな本屋だからという理由は含まれていませんでした。そこで自分の悩みを振り返り、自分に出来ることを何もしていな、と痛感しました。そして改めてまちの本屋としてあり続けられるよう、必要とされるよう頑張っていきたいと思いました。本は、娯楽であり文化であり、社会だと思っています。本を読みたいと思い立ったその時に手の届く場所に在ることが大切だと思います。時に寄り添ってくれる居場所であり、考えるきっかけになる場所だと思っています。

2022年は、ただ本屋を続けるだけでなく、より広く深く展開していけるよう、行きたいと思っていただけるよう、最大限に楽しんでいただける場所を目指して、目標に向けて手をびょんびょん伸ばしていこうと思います。あと、noteを最低月に1回は書くという目標もここに残しておきます。。。!

スタッフの意思表明の場になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

素敵な年始をお過ごしください。

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