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【企画】「私の心に残る旅」〜初めての海外〜カナダ

初めて企画に参加させて頂きます。

これまでの人生で海外に行ったのは、2回のみ。そのうちの1回、人生初の海外がカナダです。純粋な旅ではなく、1ヶ月の語学留学なのですが、その時のことを書かせていただきます。

大学生の頃、               「私は英語を話せるようになりたい」=海外  という単純な理由で、いつか行こうと計画を練っていました。きっと親はいい顔しないと分かっていたので、自分でお金を貯めて、自分で申し込みをすればしょうがないと諦めてくれるだろうと。

結婚式場のアルバイトで貯めた50万!     どこに行こうか悩んだ末、カナダのトロントに決定!大学2年生の夏休みを利用して、約1ヶ月の語学留学です!

出発当日、心配で仕方ない両親は、もちろん空港まで送りにきてくれました。私の緊張、不安もそれはそれはすごかったと思います。

初めての海外、初めて手にしたパスポート。これなくしたらどうなるの?スリとかにあわないように急遽空港で斜めがけの小さいバックを買いました。しかも学校ではなく個人で申し込みをしたので、本当に1人、1回飛行機の乗り換えもありました。

英語もちょこっと勉強したくらいで、多少は話せるなんて程遠い。大学も日本文学科、英語の授業ほぼなし…今思うと無謀です。笑

ドキドキしながら、飛行機に乗り込み出発!  乗り換えもうまく行き到着!って、飛行機でどう過ごしたとか、カナダに着いて、どうやって学校に行ったとか、どうやってホームステイ先に行ったとか、記憶が飛んでます。         ただただ緊張してたのでしょうね…

ホームステイ先に着いた時、ど緊張の私は、言われたことに「yes!yes!」を連呼していて、ホストマザーに、「何にでもyes!っ言ってるわ〜笑」のようなことを言われた記憶があります。

私が着ていたTシャツに「natural beauty」とプリントされているのを見て、「natural beautyって書いてあるわよ」と旦那さんに言ってニコニコとしていました。何の笑いだか分からず、私も愛想笑いをしてしまいました。笑

「お腹空いてない?食べなさい」       と、出してくれたのは、ズッキーニの酸っぱい味の食べ物⁉︎日本でいう酢の物のようなものでした。私はわけもわからず、ひたすら食べたのを覚えています。それまでズッキーニをほとんど食べたことがなかったのですが、今は大好きな野菜です。

このように私を迎え入れてくれたホストファミリーは60歳くらいの優しいご夫婦でした。夕食の時間に普通に炭酸を飲みながら食べていたのは驚きでした。食後、一緒にテレビを見ながらプレッツェルを食べました。こんな些細なことにも、あ〜海外にいるんだな…日本じゃないんだ…テレビは何言ってるかわからないけど、なんか楽しい!

こんな感じでど緊張と不安と楽しいなど、色々な気持ちになった初日でした。

学校は家から駅までバスに乗り、電車で15分くらいだったと思います。クラスには日本人もいましたが、韓国人やコロンビア人の生徒もいました。コロンビアの治安の話を聞いた時はとても驚きました。日本とは違う世界がたくさんあるんだと。

学校のショートトリップでナイアガラの滝やケベックシティに行きました。ナイアガラの滝では滝の近くまで行ける船にカッパを着て乗りました。経験したことのない大迫力だったので、とても記憶に残っています。ケベックシティはカナダにありながら公用語がフランス語です。街並みが本当に綺麗で、記念に小さい絵を買いました。今も実家に飾ってあります。

トロントでも色々なところに行きました。CNタワーや野球を見に行ったり、トロントアイランドに行きちょっとしたリゾート気分を味わったりしました。トロントアイランドへは、何故か私のことを気に入ったらしい韓国人の男の子に誘われて、まるでデート気分でしたね。笑。お互いにつたない英語で一生懸命話したのを覚えています。

まるで、本当に遊びに行ってるかのようです。 完全に羽を伸ばしてますね。笑

振り返るとほんの1ヶ月の間に色々なところに行ったんだなぁと感じます。もちろん勉強もちゃんとしましたよ。でももし今留学していたら、もっと積極的に話すことができたんじゃないかなと思います。若かりし頃の私は、上手に話せないことが恥ずかしくて、言葉に詰まり、なかなか積極的に発言ができませんでした。たぶん今は、良くも悪くも、恥ずかしさ、というものが薄れて図々しくなってるので、もっともっとコミュニケーションが取れるんじゃないかなと思います。

それでも、一人でタクシーに乗ってうちに帰ったり、外から電話で、今日の夜ご飯はいりません。とホストマザーに伝えたり、できないなりにも、言いたいことが相手に伝わった時は自信につながりました。旦那さんが体調が悪い時には、         「大丈夫?」と聞いただけで、                         「〇〇が大丈夫ときいてくれたよ」と、嬉しそうに言っていました。それだけ私のつたない英語を心配してたのかもしれません。

トロントは人種のモザイクと言われるように、日本人がいても違和感がありませんでした。私も道を訪ねられたくらいです。本当に過ごしやすい街でした。だいぶ羽を伸ばしてたので、夜中に帰宅することもありましたが、危ない目に遭うこともなく過ごせました。今行ったらそこに関してはもっと注意しておとなしくしていると思います。笑

最終日、涙、涙でお別れ。もっといたい、帰りたくないと、ホストマザーとハグをしながら言いました。私の下手な英語にも優しく接してくれたご夫婦に感謝の気持ちでいっぱいでした。

私にとって、とても貴重な体験となった、   勉強という名の旅。             いつかまた行きたいです。


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