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大事なのは、単語力ではなくて〜「日本は、●●な国だろ?」と、外国人から、的外れな質問をされた時の対処法



英語を喋れることも良いが、「日本語から英語」に変換した、google翻訳などを見て、「ここは単語が違う」と、わかることが大事だ。


例えば映画を観るの「観る」は、watch、でseeと訳されていたら、watchは「じっと見ること」だから、seeではない、と気がつくことが必要である。


言ってみれば、それは言葉の分解力だ。

「さんと、ちゃんの違いは何?」や、
「地震はどういうものなの?」と聞かれた。前者はまだ説明しやすいのだが、後者のような感覚的な質問がとても難しい。

日本の奨学金問題の大変さを、アメリカ人に言っても、「アメリカの方が大変」と言われてしまう。

あるアフリカ人には「日本・中国・韓国」などが違いがわからないので、「こういう考えを日本は持っている」と言っても、伝わっているのかが分からない。


普通に話しているうちに、ある外国人は「アジア人女性と結婚したい」ということがわかった。私の求めている関係とは、明確に違うので、彼とは疎遠になったが。


その彼は「アジア人は、仕事よりも家族を大切にするから好きだ」と言った。日本以外のアジアの国に、それは当てはまる気がしたが、「日本では違う」と感じた。

もちろん、家庭を大切にする人もいるけれど、全員がそうとは、全く言い切れない。 

「なぜ、アジアの女性は、相手の給料を気にするのか?」と、言われたこともある。
「日常生活で、そんな質問をすることなどない」と、返信したが。
どうやら彼は、日本で合コンに行ったことがあり、「合コンの女性=日本人の総合的な印象」と感じていたようだ。

他にも、「日本は、●●と日本のvtuberが言っていたよ」など、日本のごく一部の情報で「日本は、こうだ」と思っていた。


またアメリカ人は「インフレは、キツイ」と言う。私はインフレを経験していないので、それがよくわからない。
ただ「日本のデフレは、大変」と言っても、なかなか理解されない。「インフレじゃないから、良いのでは?」という、反応をされた。

このように表面的に「日本に抱くイメージのズレ」がわかる場合は良いが、大抵はわからないままに、私たちは外国人たちと話すことになる。

もちろん、日本人も海外への誤解があるだろう。また、価値観の共有というのは本当に難しい。

欧米人の人の中には「自分の国は、宗教で政治が決められていて、辛い」と言っている人がいた。
その国には、それほど宗教のイメージはなかったのだが。日本に暮らしていると、「宗教」的な政治というイメージがつかないので、想像ができなかった。

また、日本のテレビや、ネットメディアで「●●という国は、こんな国である」と言われたら、「そういうもの」だと、信じすぎてはいないだろうか?
「テレビなんて、信じない!」
という人も、
「ネットで見た」ことは、信じている。


私は、以前なら「日本は、●●な国だろ?」と言われた時、それが的外れな時には、「ああこの人に言っても、どうせわからないだろう」と、会話をやめていた。


私は「粘り弱い」人間だ。そして、私と同じ「すぐに諦める」人間は日本に多い。
特に、コミュニケーションにおいては。
ただ、粘り強く話してみたら、彼らは「なんとなく」わかってくれたのだ。
今我々はスマホ社会で、なんでも便利なので、そういう手間を、以前より強く面倒に感じるようになった。


これからの社会、例え日本にいても「日本のルール」では、成り立たないだろう。
説明する力を、磨くことを我々は、おこたってはならない。

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