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中国茶のこと

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#ArtisanChineseTeaFu

ワイングラスで中国茶

ワイングラスで中国茶

ワイングラスで飲むお茶のおいしさを知ってから、冷茶だけでなく温茶もグラスで飲みます。

コツは、ガラスに急な温度差が生じないよう、お湯でグラスを温めてからお茶を注ぐこと。

基本的に食洗機可のグラスなら、熱湯を急に注がなければ大丈夫だと思ってます。

特に好きなのは、人肌くらいまで冷めたタイミング。
人間は自分の体温に近いほど、香りを感じやすいそうです〜!

特に岩茶は、淹れたて

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六大茶のご紹介 l 黒茶 l Black Tea

六大茶のご紹介 l 黒茶 l Black Tea

後発酵茶と言われる黒茶は、完全に発酵させた後、微生物発酵を進ませたもの。

黒茶のカテゴリーで有名なプーアール茶は、香港などでも人気で、点心やお食事のおともに欠かせない存在。

よくオークションなどでも高値で取引されているのは、プーアール熟茶。
数十年寝かせるのは当たり前で、100年以上の時を経たヴィンテージものなどもあります。
これは、なかなか独特の味わいで、独特の香りが苦手...という方も多く

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六大茶のご紹介 l 紅茶 l Red Tea

六大茶のご紹介 l 紅茶 l Red Tea

紅茶は茶葉を100%発酵させて作ったお茶です。
ダージリン、ウバ、に並び世界三大紅茶と言われる「キームン」は、中国紅茶です。

また、世界初の紅茶と言われるラプサン・スーチョンは福建省産。これは、1662年ポルトガルから、イングランドに嫁いだキャサリン妃が愛飲。
彼女が住むサマセット・ハウスで振る舞われたことから、イギリスで紅茶を飲む習慣が始まり、インペリアル・ティーの地位を確立したとされているの

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六大茶のご紹介 l 青茶 l Blue Tea

六大茶のご紹介 l 青茶 l Blue Tea

青茶は、ウーロン茶のことです。中国茶といえば、ウーロン茶を連想される方も多いのではないでしょうか?

ウーロン茶はとにかくその味わいの幅広さと、種類の多さが群を抜いているのが特徴。
発酵度が20.30〜90%くらいまでのものは、全て烏龍茶となるため、それだけで、様々なカラーが生まれるのです。

清香(チンシャン)系といわれる緑茶に近い軽発酵のものには、清らかな花の香りがし、これは古くから「ランの香

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六大茶のご紹介 l 黄茶 l Yellow Tea

六大茶のご紹介 l 黄茶 l Yellow Tea

六大茶の中で、生産量0.3%と圧倒的に少ない超希少茶。
軽い発酵と、微生物の力で、温かみがあって、やわらかく、マイルドな特徴に仕上がるお茶です。

稲や麦の穂、ドライフラワーのような複雑な味わいが感じられます。
私がこのお茶をいただくと、のどかで、自然豊かな村の夕暮れ時のような風景が目に浮かびます。

夕暮れ時に、ほっとひといきつきたいときなどにおすすめのお茶です。

−ワインに例えるなら?
酸が

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六大茶のご紹介 l 白茶 l White Tea

六大茶のご紹介 l 白茶 l White Tea

近年特に、国際的に注目を集める白茶。

生産量が2%を切る希少茶にもかかわらず、「美肌の茶」として、世界中の女性から熱い眼差しが注がれています。

特徴は、ハーブのような爽やかな風味や、とろりと口に滑り込むような濃厚なテクスチャー。

樹齢2000年を超える木もあり、古木ならではの落ち着いた味わいや、熟成させたものも楽しめるお茶。

-ワインに例えるなら?
若いお茶は、ソーヴィニヨン・ブラン。

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六大茶のご紹介 l 緑茶 l Green Tea

六大茶のご紹介 l 緑茶 l Green Tea

中国でもっとも親しまれ、生産量 70%を超える緑茶。

緑茶というと、日本茶を思い浮かべる方も多いかもしれません。
ところが、日本の緑茶と中国の緑茶は全くの別物。

香りは、フレッシュさと栗や豆といった穀物にじっくり火入れしたような火のニュアンス。柔らかく、温もりある甘みも感じられます。
中には花のようにエレガントなものも。

そして、じんわりとこみ上げてくる旨味。
鼻に抜けるエレガントな香りと、

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