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安寧と彼岸

 

道路の繋ぎ目、歩道から歩道、線路を渡る時、そうやって境界を越えることでぼくたちは少しずつ死に近付く、砂浜に寄せる波みたいに、確実に。毛布に包んでも爪先は冷たいし、それでも火照る身体は生きたいと叫び続けていて、熱いココアを胃に落として黙らせるけど、致死量のトランキライザーが欲しい。

 

7:19am

 

醒めることのない 夢の深淵に沈んで



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