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2日目(後半)

さて前回の続きであるオルセー美術館に入館するところから。

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クロードモネ 散歩日傘をさす女
ルノワール  ムーランド・ラ・ギャレットの舞踏会
ゴッホ    自画像

これらはオルセー美術館に収蔵されている作品の一例だ。どれも美術の教科書で一度は見たことのある作品ばかりである。
当時美術に一切の興味がなかった自分が、パリまで訪れて絵画を見ていることを想像できただろうか。人生何があるかわからない。

オルセー美術館は元々駅舎だった建物を再構築している建物だ。天井がスッと高く、光が沢山差し込んで開放感を感じる。
入館してすぐに、期間限定でエドガー・ドガの展覧会を開催していた。

ドガと言えばバレエだ。彼が描くバレエの風景はまさに一瞬を切り取る写真のようである。踊り子が踊っている瞬間を正確に繊細に捉え、絵画だが躍動感を感じる。
今回オルセーで開催されていた展覧会では、バレエの絵画から初代の歴史画まで見ることができる贅沢さだった。

その中でも私が好きだったのがこの作品。

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ドガが描く作品の特徴として、その場の一瞬の瞬間を繊細に切り取る作品が多い。しかしこの作品はどこか大雑把なタッチと輪郭。まずこの作品を見た瞬間、赤が印象的な作品かつ踊り子はどんな感情なのか。バレエらしくない作品と私は感じた。作品の歴史や経緯はさておき、私は踊り子の心情の内部を表していると感じた。

バレエに限らず表舞台は誰もが憧れる世界だが、表舞台に立てる踊り子は一握り。表舞台に立つ踊り子も彼女達なり不安や思いを表現していると感じることができた素晴らしい作品だった。



周りを見渡す限りのドガの作品しかない贅沢の展覧会を後にし、印象派のフロアへと向かう。印象派のフロアは上階にあり、他のフロアと違い光が差し込みとても明るい。


まず目にしたのはモネ 散歩日傘をさす女

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印象派らしい明るく鮮やかな色使い。僕は作品を目にした瞬間に”優しさ”を感じた。母から感じる暖かい母性のような優しさまたは安心を感じる。何百年も後世に残り続ける作品には人を引きつける何かがやはりあると感じた。

もう1作品紹介したい。
ゴッホ 星月夜

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ゴッホと言えばひまわりだろうか。大胆な黄色や緑の色使いが特徴でゴッホの代表作品の1つである。しかしゴッホの作品の多くは彼の死後に評価されるようになった。ゴッホの星月夜は以前訪れたニューヨーク近代美術館で見たのが最初だ。

この作品を見た瞬間にどこか親近感または既視感を覚えた。

濃紺の空に広がる星の数々と水面に映るオレンジ色の街灯。朝にみた景色に似ている。ゴッホも僕が見ていた風景を見ていたのだろうか。その時ゴッホはどう感じていたのだろうか。親近感を感じるのと同時にどこか別の領域に感じる作品だった。

もちろんオルセーで感動した作品はこれだけではない。ここに書ききれないほど心惹かれる作品ばかりだ。是非足を運んで壮大な作品の数々を観にいってほしい。


次に僕たちはパリの代名詞エッフェル塔と凱旋門へと向かう。

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エッフェル塔を見た時、「おお、エッフェル塔だ」と感動はしたがそれ止まりだった笑 より感動した凱旋門についてここに書き留めたい。

かの有名なシャンゼリゼ通りを歩きながら凱旋門を目指す。ルイヴィトンの本店といった高級ブランドが立ち並ぶ中に、KENZOの文字を見た時は日本人として誇りを感じた。

凱旋門は想像では平べったい門だと思っていたが、しっかり奥行きがあり近くで見るとより迫力がある。凱旋門の上は展望台になって上がれるようになっている。エレベータが付いている大阪城とは違い、狭くて長い螺旋階段を永遠あがるとパリの街並みを一望することができる。

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大学の都市デザインの講義にてパリの街づくりについて学ぶことがあった。
”パリは凱旋門を中心に繋がっている通りの先にはパリを象徴する建物や施設に行き着くようになっている”という言葉を思い出した。

実際に展望台に立ちパリの街並みを見渡す。
凱旋門から伸びる先にはコンコルド広場やシャイヨー宮に行き着くことが展望台に立ちより実感する。

1836年に完成された凱旋門だが、現在から300年以上前にこれほど高度な街づくりや設計をしていた西洋の人々にただただ感動する。

エッフェル塔のシャンパンフラッシュを横目に見つつ、その日は宿に帰った。

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3日目に続く。

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